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野菜のソムリエの食彩記

パッションフルーツ(1) 紫と黄色 独特の酸味と香り

栽培中のパッションフルーツ

写真

 南国を思わせる独特の香りを持つパッションフルーツ。情熱(パッション)の意味はなく、花の形が十字架にかけられたイエスキリストの姿に似ており「キリストの受難の花」という意味のラテン語が英訳されたことに由来します。

 日本では三つに分裂した雌しべが長針、短針、秒針に見え、花全体が時計のように見えることからトケイソウ(クダモノトケイソウ)とも呼ばれています。

 一般的に流通しているものは果皮が濃い紫色ですが、黄色いタイプもあります。どちらかといえば紫色種の方が栽培しやすく山地型、黄色種は耐寒性が弱く低地型といわれています。暑さ対策として緑のカーテンに利用するなら紫色種の方が育てやすく、黄色種は自家受粉では結実しにくいので他の品種を近くに植えるとよいでしょう。

 どちらの種類も果皮は包丁で簡単にカットできます。中からは黄色い果汁とゼリーに包まれた黒い種が出てきます。スプーンですくい種ごと食べて独特の酸味と香りを味わいます。

 果皮がツルツルで香りがないものは非常に酸味が強く、常温に置くと追熟して甘味が加わります。香りが強くなり果皮にシワができ、果実が軽くなるほど酸味が弱まるので、好みのタイミングでいただきましょう。ポリ袋に入れて野菜室へ入れれば、比較的長期保存が可能です。

(山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

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