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野菜のソムリエの食彩記

ゴーヤー(1) 苦味成分が夏バテ予防に

沖縄料理のゴーヤーチャンプルー

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 沖縄料理ブームで全国に広まったウリ科のゴーヤー。果肉が苦い瓜であることから和名でニガウリ、英名でビターメロンとも呼ばれています。別名のツルレイシは、つる性植物に実るレイシの意味で、イボに覆われた果実の外観と完熟すると甘くなるという特徴が、ムクロジ科の果樹のレイシ(ライチ)に似ていることに由来しています。

 原産地は東インドや熱帯アジア。国内では沖縄県や南九州などで多く栽培されています。しかし、一九九〇年まで沖縄本島産は、九三年までは八重山産がウリ類の害虫拡散防止のため、域外への持ち出しが禁止されていました。現在は、不妊虫放飼によるウリミバエの根絶に成功し、沖縄県外へ出荷することが可能になり、生産量の拡大につながったとされています。

 最近では、健康野菜、ダイエット食品、エコ対策の緑のカーテンとしても認知され、日本全国で栽培されるようになり人気の野菜になりました。

 モモルデシンという苦味成分が含まれ、好き嫌いがはっきり分かれる野菜ですが、血圧や血糖値を下げる効果が期待され、胃液の分泌を促し食欲増進にも効果的で夏バテ予防にもなります。さらに、ゴーヤーに含まれるビタミンCは比較的、熱に強く、むくみを防ぐカリウムも豊富なので、美肌維持や体のクールダウンに役立ちます。

 選ぶ時は、イボがゴツゴツとはっきりしており、重みがあるものがよいでしょう。

(山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

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