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野菜のソムリエの食彩記

ビワ(2) 「寝冷え知らず」 親しまれ

ビワの葉と未熟果

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 ビワはバラ科に属し、名前の由来は諸説ありますが、果肉の形が楽器の琵琶に似ており、葉の見た目も琵琶を連想させることから名付けられたようです。

 日持ちしないので追熟せず、できるだけ早めに食べきるのが理想です。保存する場合は、基本的に常温保存します。直射日光を避けて風通しがよく、涼しい場所に保存するのが理想です。どうしても日持ちさせたい場合は、野菜室に入れることも可能ですが、冷やし過ぎると風味が落ちたり、黒ずむことがあります。冷たく食べたい場合でも二、三時間程度、冷やせばおいしくいただけるので、冷やし過ぎに注意しましょう。

 皮をむく時は、ヘソがある下の方からヘタがある軸の部分に向かってむくと、手でも簡単に皮むきができます。そのままいただけば、みずみずしさを堪能できますが、ワイン煮やシロップ漬けにしたり、種子をホワイトリカーに漬け込みビワ種子酒にしても楽しむことができます。

 栄養は、カロテンやβクリプトキサンチンなどが多く含まれ、これらは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、消化器官などを正常に保つ働きがあります。高血圧予防、がん予防、アンチエイジングにも効果があるとされています。

 果実だけでなく葉は薬効が高く、昔から「寝冷え知らず」などといわれ、民間療法としても利用されていました。今でも生薬やビワ茶として親しまれています。

(山城知美・協会認定シニア野菜ソムリエのクッキングサロンEruca主宰)

 

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