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女のティールーム

当麻寺の冬ボタンと熊谷桜 開花のころ 再訪楽しみ

主婦 林 幸子さん(静岡市葵区)

水彩連盟準会員 福沢益由己

写真

 奈良の二上山の麓に位置する当麻寺は、冬ボタンと中将姫の伝説で知られている。私は冬ボタンに魅せられて、この寺の奥院を毎年お正月に訪ねるようになった。

 冬の静かな奥院の極楽浄土を思わせるような庭園の池の周りには、赤や白、桃色などの冬ボタンが「霜よけ」をまとい、何とも言えない風情であり、心が安らぐ。

 今年も一月三日に奥院を訪ねた。今年は例年と違った旅になった。東北・気仙沼のいち早い復興を願い、熊谷市の熊谷直実ゆかりの「熊谷桜」を毎年植えに行っている私の友人が「当麻寺にも熊谷桜が植えてある」と教えてくれた。熊谷市にある大正寺の方が当麻寺奥院に二十年以上前に嫁ぎ、それを記念して三本の熊谷桜が植えられているとのことだった。

 二十年以上の歳月がたち、桜はどうなっているのか興味があるので、住職の奥さまを訪ねた。突然の訪問だったが丁寧に対応していただき、熊谷桜の植えてある場所へ案内してくださった。

 それは三重の塔の見える小高い丘で、春ボタンの植えてある間に三本の熊谷桜が天に向かって伸び、しっかり根を張っていた。「春ボタンの花が終わり、その後に熊谷桜の八重咲きの花が咲きます」と住職の奥さまが説明してくださった。三月末の熊谷桜の開花のころ、再び当麻寺を訪れる楽しみができた。

 

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