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お茶漫歩

茶がつなぐ縁 学ぶこと 人生まで

内藤旭恵 静岡産業大情報学部専任講師 藤枝市在住

 私はお茶を通して、多くの人と良きご縁をいただきました。

 静岡産業大情報学部でともに教える土居繭子専任講師(現O−CHA学・地域学研究センター長)と二〇一二年に茶観光の研究をスタートさせて以来、お茶づくしの日々を過ごしています。「お茶研究者ですよね?」と問い掛けられるまでになりました。

 そんなある日、学生たちと世界のお茶を飲み比べる会を開きました。その時、人の気持ちを和ませるお茶の良さに驚きました。精神的なしこりを解き、素直な疑問、質問が飛び交ったのです。

 学生の投げ掛けの一つが「なぜ僕は生まれ、そして現在、生きているのか分からない!」というものでした。私にも答えなどありません。即答しなければと思い、「誰かの役に立つために生きているのでは?」と答えると、「答えになっていない」と苦笑いされてしまいました。

 その夜、自宅で一人、生と死について調べ、東京大病院名誉教授の矢作直樹先生が書かれた「人は死なない」という一冊の本に出会うのです。一日で読んでしまった私は先生にお会いしたくなり、連絡を取りました。

 矢作先生は富士市出身で、静岡や静岡産業大のこともよくご存じで、地元トークで盛り上がりました。そして、「生きる」ということについて教えてくださったのです。

 お茶からスタートして生きるというゴールに至り、お茶が人をつなぐことを実感しました。

 

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