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お茶漫歩

多岐にわたる商品 遊び心や斬新さ工夫を

中村順行 県立大茶学総合研究センター長、島田市在住

 県内で一番茶の生産が終わり、二番茶も終盤を迎えました。今年は茶園に黒い覆いを掛けて育てる抹茶の原料「てん茶」の生産をはじめ、日光を強く遮って白い芽にする「白葉茶」、輸出を前提とした「有機栽培茶」が目立ちました。

 廃トンネルのなかで貯蔵した「熟成茶」や、摘んだ後の茶葉をしおれさせたり、発酵したりする「高香味茶」、「紅茶」なども作られたとのことです。ペットボトル緑茶には一本千円の商品が発売され、何万円もするボトルティーも開発されています。

 急須で入れる煎茶が減少する一方で、多岐にわたるお茶が出回り始めています。煎茶一辺倒から、さまざまな生活シーンや飲み方に適し、楽しみや幸福感を与えてくれるお茶の登場です。

 しかしながら、容器はまだまだ従来型のものが多いように見受けられます。もっともっと遊び心にあふれたパッケージ、かわいいデザイン、斬新さなど、工夫ができそうです。

 中身のみならずトータルでお茶を楽しめるような商品と飲み方が提案できたら、新しいお茶の世界が広がるように感じるのですが、いかがでしょうか。

 ようやく生産、流通業者に多様化する消費者ニーズに応え、新商品などで応えていく姿が見えてきました。新しいお茶の波が確実にでき始めています。

 生産、消費の両面から時代の要請に沿った大きなうねりにしていきたいものです。

 

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