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お茶漫歩

体に良い三つの成分 茶は長生きの秘薬

中村順行 県立大茶学総合研究センター長、島田市在住

 食品には体に良いさまざまな成分が含まれています。食品を成分で分けると、栄養成分(一次機能)、嗜好(しこう)性成分(二次機能)、体調節成分(三次機能)に分けられます。

 一次機能成分はビタミン、ミネラルなどです。お茶には一次機能の中でもビタミンCやEなどが、ほかの食品に比較して多く含まれています。

 二次機能成分は味や香りにかかわり、お茶の武器ともいえます。二千年以上にわたる愛飲をもたらしました。三次機能成分はカフェイン、カテキン類などです。体調を維持するのに役立ち、お茶に多く含まれます。

 このため、茶は長生きの秘薬「養生の仙薬」として昔から尊ばれてきました。カフェインは、脳の活性化、眠気防止作用などが早くから注目されています。

 カテキン類は抗酸化や抗突然変異、抗がん、血糖・血圧上昇抑制、抗アレルギーなど数多くの効能が科学的に明らかにされています。あらためて仙薬として高い関心事となっています。

 茶は嗜好品でありながら体にも良い飲み物です。さらに、注目すべきは、これらの機能に加え、茶道のように精神文化にも深く関与してきたことです。

 豊かな香味や効能、さらには文化的なお茶は、ストレスを和らげ、安らぎを与え、健康生活に深く結びついていると考えられます。ぜひとも、お茶のある生活を楽しみましょう。

 

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