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周智高校100周年 一藤の藤

未来へ 式典を前に 新たなスタートへの糧

創立100周年を迎える周智高校

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 創立百周年を迎える高校は二〇〇九年三月末、隣接する県立森高校と統合し、全日制総合学科の新設校として新たなスタートを切る。

 新設校が掲げる教育目標は「生徒の個性の伸長を図り、社会の変化に主体的に対応し、地域社会の発展に寄与する人材を育成する」。人文社会、自然科学、食品園芸、機械技術など七系列、計百五科目の中から生徒が自主的に選択履修できる「総合学科」を設置し、生徒が設定した履修計画に合わせて必要な単位を取得する「単位制」を導入する。

 施設は、両校の敷地約五万二千平方メートルに、校舎や体育館など延べ床面積約一万五千平方メートルの建物を計画。建設工事や維持管理は、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式を試みる。

 新たな時代に即した最新の教育環境を備えながら、周智高伝統の農・工・商の実習授業を積極的に取り入れる計画だ。

 統合に向け高校は、地域の小、中、高校の校長らで教育研究懇談会を組織。進学を希望する地域の子どもたちや住民らの意見を吸い上げ、より良い新設校の形を模索している。村田清一校長は「両校の建学の精神を生かしながら生徒の将来を見据え、多様な選択肢が広げられる高校を目指したい」と話す。

 十日に開く創立百周年記念式典を前に、大石保夫同窓会長は「地域に支えられた専門高校として今日があるのは大きな誇りであり、無上の喜び。学校が統合されるのは寂しいが、母校の歴史が新設校の糧となる」と期待を込める。

 二年半後の学校統合で、百年余の歴史に幕を閉じる周智高。創設者の福川泉吾、鈴木藤三郎両氏が思い描いた「地域の発展は、人材を育成することにある」の精神と校訓「誠実」は、新たな学びやに集う未来の生徒たちを通じて息づいていくことだろう。

学校への誇り 三年・流通経済科 鈴木孝輔さん

 僕は、二年間学級委員長としてクラス、そして周智高校に微力ながら貢献させてもらいました。農工商からなる専門高校で、多分野の授業を受けられるのはとても楽しく、生きていく上での糧になることばかりです。本校が百周年を迎えられた事を誇りに思い、一層の励みにしたいです。(文中敬称略 この連載は袋井通信部・夏目貴史が担当しました)

 

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