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周智高校100周年 一藤の藤

学校の歩み (4) 平成の時代 農・工・商の専門課程に

コンピューターを使ったマーケティング戦略を学ぶ生徒ら

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 社会全体が“多様化”を求める平成に入ると、高校も時代の要請に沿った変革の波が押し寄せた。高度経済成長期の真ただ中に設置した園芸、生活、機械の三科を、一九九一(平成三)年から生産科学(農業)、電子機械(工業)、流通経済(商業)に再編した。一つの高校が農・工・商の専門課程を持つ、全国でも数少ない新しいタイプの職業学校に生まれ変わった。

 授業も柔軟性に富んだカリキュラムに変更。他学科の授業を受けられる総合選択制度や二年進級時に他学科に移行できる転科制度、隣接する県立森高校との学校間連携授業などユニークな試みを実践している。

 二〇〇〇年からは、文部科学省の「キャリア体験等進路指導改善事業指定校」として、生徒が希望する地域の事業所に出向き、実際の就業を体験する「インターンシップ」を導入。「職業選択に役立つ」と生徒から好評だ。

 実習棟も新設され、最新のコンピューターを備えた情報処理室や植物バイオテクノロジー実験ができる生物工学実験室などが整備された。より専門的な学習環境が整い、全国産業フェアへの参加や県生徒研究論文コンクール、農業クラブ全国大会で連続上位入賞するなど、生徒たちの学力向上につながっている。

 流通経済科で学んだ第九十二回生の会社員藤岡洋絵さん(25)=森町飯田=は「社会人になった今、母校で学んだ帳簿の管理、データ処理などは最強の武器になっています」と胸を張る。

 また慣れ親しんだ制服も一新。生徒や教諭らの投票で、男子の詰め襟学生服、女子の濃紺色制服から、男女ともブレザースタイルに変わり、華やかな雰囲気になった。

 一世紀の歴史を刻んだ学校は十一月十日、記念式典や祝賀会を開き、節目の年を祝う。

周智高生になって 一年・生産科学科 谷沢翔太さん

 周智高生になって約半年が過ぎ、いろいろな体験をしました。生産科学科の授業ではスイカを育てました。毎日畑に行き、除草や害虫駆除などに汗を流し、大きな果実が実ったときは、仲間とともに収穫の喜びを知りました。これからも、農業のすばらしさを学んでいきたいと思います。(文中敬称略)

 

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