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周智高校100周年 一藤の藤

学校の歩み (1) 開学当時 農林業発展を願い産声

1906年に開校した私立周智農林学校の校舎

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 「地域の発展は、人材を育成することにある。世を推譲して社会有益の事に散ぜざるべからず」。日本が近代国家の仲間入りを目指した一九〇六年、地元の実業家福川泉吾、鈴木藤三郎両氏が私財をなげうち、前身の周智農林学校を設立した。

 当時、私立の農林学校は全国でも珍しく、地域の発展を願った両氏の気概がうかがえる。

 両氏は、二宮尊徳の教え「報徳」の忠実な実践者だった。校訓を「誠実」に、建学の精神を「至誠、勤労、分度、推譲」と定めた。その教えは、同校の指針となり、現在も受け継がれている。

 初の入学生は二十三人。「人として各般の才能を斉一に発達せしめ、もって快活進取の気象に富める健全なる農業家たらしめむとするに在り」を教育目標に、全国から教師を迎え入れ、教育環境の充実を目指した。特に農業実習に力を入れ、各地の農業試験場を訪ねて最新の農業技術を学んだ。

 開学の年、校内に一株のフジの木が記念植樹された。当時の学校所在地名が「森町字一藤」だったことから「一藤の藤」と命名し、学校のシンボルとなっている。

 毎年春になると薄紫の花を咲かせ、同校玄関前の庭に鎮座する両氏の銅像とともに、生徒たちの活躍を見守り続けている。

勝負の夏 三年・野球部主将 粕谷英範さん

 勝負の世界はとても厳しい。どんなに良い試合をしても負けは負け。今年の夏は、心の底からそう感じた。どんなに恥ずかしい試合をしても、勝てば次がある。だから後輩には、もっと勝ちにこだわってほしい。そして来年の夏は、勝って心に残る最高の夏にしてほしい。(文中敬称略)

 

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