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西遠女子学園100周年 忘るるなかれ若き日を

学園の伝統(1) 生活会館教育

座布団への座り方など和室でのマナーを学ぶ生徒たち=浜松市佐藤三の西遠女子学園で

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人間を育てる―『道場』

 人間を育てる−。西遠の教育理念の実現の“道場”として昭和八(一九三三)年、最初の家庭寮が建てられた。

 創立当初からの寄宿舎教育の伝統を受けつぎ、家庭的な雰囲気の中できっちりとした日常生活の作法を学ぶ。寮母先生の指導のもと、生徒たちは玄関でのマナー、廊下の歩き方、食事のマナー、掃除の仕方など、一つ一つの作法を着実に身に付けていった。

 昭和十年には第二家庭寮を増築。家庭寮教育は戦争が激しくなったために同十八年に中断したが、同二十六年から再開。同三十八年には生活会館、同五十五年には第二生活会館が建設された。時代によって家庭寮で過ごす期間などは変わっているが、寄宿舎、家庭寮、生活会館教育と、全人的な人間教育を目指す精神は変わらない。

 現在は、平成十六年に完成した新生活会館が“道場”だ。中学の三年間では基本の作法を学ぶ。一年は紅茶とケーキの食べ方、二年は座布団の出し方からお茶や和菓子の食べ方など和室のマナー、三年はお葬式のマナーなど。いずれも一泊二日。中学三年から高校二年の先輩が指導生として一緒に入寮し、下級生の模範となる。高校になると、進路を意識した学習をしながら、入寮生活を送っている。

 時代は変わっても、仲間と過ごす生活会館での時間、身に付いたマナーは、卒業生たちにとってまさに一生の宝物だ。 

私と西遠 五年(高二)雪組 松井菜津乃さん

 西遠にとって大きな行事である学園祭の準備が着々と進んでいます。特に今年は百周年。私は理系のクラスに所属していますが、HR展のテーマに理系ならではのものを選び、例年以上の意気込みにあふれています。HR展は、一年後の受験をクラス一丸となって乗り越えるのに必要な「団結力」を培うよいチャンスです。学園祭を成功させ、より一層皆とのきずなを深めていきたいと思います。(文中敬称略)

 

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