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西遠女子学園100周年 忘るるなかれ若き日を

卒業生(5) 斉藤 和子さん

すべて“本物”を学んだ

 「袖師が森に囲まれた美しい環境の中で学ぶことができ、とても幸せでした。西遠での“本物”に触れる感動体験が、私の心の目を開かせてくれました」

 学園の教育は、何でも“本物”から始まった。学園祭でいなりずし一つ作るにも、富郎校長の計らいでプロのおすし屋さんの技を学ぶことに。朝四時。すし飯を作るところからスタート。メモを片手に、一つ一つの工程を熱心に確認した。「お米から湯気がフワフワと上がっている。その光景は今も忘れられません」

 一対一でオーストラリアの高校の先生を相手に英語で校内案内をしたことも。たった三十分が数時間にも思えるほど緊張した時間。しかし、本物の英語に触れる貴重な時間でもあったという。

 入学前に訪れた学園では、隅々まで清掃が行き届いた校内が印象的だった。生徒となってからは毎日、ブルマー姿で友だちと力を合わせて清掃に励んだ。大きな松の木がざわざわと風に揺れ、松葉が落ちる。「何でこんなに広いところを毎日掃くのだろう…」。そう思いながらも、黙々とちりを掃いた。「今思うと、お掃除をしながら自分の心も一緒に磨いていたんですね」と笑う。

 庭や家庭菜園で、愛情を込めて草花や野菜を育てている。根本は人づくりと同じ。土壌、環境が大切、と力を込める。「夢をしっかり持ってほしい。そして、自信を持って、その夢に向かって頑張ってほしい」

    ◆   ◆

 さいとう・かずこ 高校十六回。卒業後、静岡大教育学部へ。浜松市内で小学校教諭として活躍し、二〇〇六年三月まで同市立中ノ町小学校長を務めた。浜松市天王町。

私と西遠 五年(高二)藤組 中野結実子さん

 高校バレーボール部は、昨年十七年ぶりに復活しました。それを知った五十年前の大先輩からバレーに対する気持ちを教わり、日々チームが一つになっていくのを感じています。仲間とボールを追う楽しさや全員でつなげて一点を取る喜びを感じることができるのは、周りの支えがあるからです。これからも一球に気持ちを込めてバレーをしていきたいです。(文中敬称略)

 

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