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西遠女子学園100周年 忘るるなかれ若き日を

卒業生(2) 小野 ふさ さん

家庭寮で作法みっちり

 「西遠で人間としての生き方のお手本、人間的な温かみを教わりました。どんな時にも、その教えが私の支えになりましたね」

 西遠伝統の“家庭寮”教育の第一回生。一週間泊まり込んで、セーラー服から和服に着替え、お米のとぎ方、お風呂の洗い方、おぜんの上げ下げ、座布団の出し方など、生活全般の作法をみっちりと学んだ。「寮母さまから本当にたくさんのことを教わって。みんなおてんばさんの集まりでね。寮母さまもびっくりなさるくらいでしたよ。それでも優しく、丁寧に教えていただいたものです」と目を細める。

 寮を訪れる“老校長”岡本巌先生の話もとても楽しみだった。優しく、そして時に熱っぽく語りかける姿が、今も目に浮かぶ。「老校長は『典雅荘重』という言葉の中から出ていらっしゃったような方。それでいてやさしくて。富郎先生も本当に立派な方でした。先生方に巡り合えたことは、すごく幸せでしたね」と笑う。

 毎朝五時に起き、ゆっくり一時間かけて体操するのが日課。友人らとの電話や手紙のやりとりが何よりの楽しみだ。「これからも西遠の伝統、“西遠魂”を受け継いでいただきたいですね。日本を背負っていく女性に育ってもらいたい」とほほ笑んだ。

    ◆   ◆

 おの・ふさ 高女二十二回。東京の企業で勤めた後、結婚を機に旧満州(中国東北部)へ。終戦後は浜松に戻り、静岡県警初の女性経済監視官として約10年間活躍した。浜松市二俣町二俣。

私と西遠 一年(中一)雪組 大村紗織さん

 「六年生の女の子は見るべきだよ」。母の西遠時代の友人や叔母に勧められ、昨秋の学園祭で初めて西遠の門をくぐりました。それが、私が西遠を志望した瞬間です。帰宅すると、写真の中の曽祖母も「私の母校はいいところよ」と喜んでくれているように思えました。そして今春、晴れて入学。学園祭で見た先輩方のように輝いた青春を過ごしたいと思います。(文中敬称略)

 

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