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西遠女子学園100周年 忘るるなかれ若き日を

校史(9) 100年のバトン 新たなる歴史へ

「伝統を受け継ぎながら、新しい時代に生きる女性を育てていきたい」と話す岡本肇学校長

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“西遠魂”継承の誓い

 時代に合った総合的な人間、女性教育を−。

 一九八七(昭和六十二)年から、米国の姉妹校アニーライト校(ワシントン州タコマ市)との相互訪問交流がスタート。九二(平成四)年からは、三年生(中三)のオーストラリア研修も始まった。生徒たちはさまざまな交流を通じて国際的な感覚を養うとともに、日本の良さもあらためて見つめ直している。

 進学志望の高まりとともに、進学指導も充実。五、六年(高二、三)では進学希望コース別のクラス分けも始め、年々成果が上がっている。一方、総合的な女性の生き方を考える「女性学」を、数年前から本格的にカリキュラムに組み込んだ。生活会館指導も、学園の伝統としてしっかりと受け継がれている。進学指導としつけ。時代を超え、バランスの取れた人間教育への取り組みが、脈々と続いている。

 学校長の岡本肇(65)は「西遠が西遠であるために、これまで受け継がれてきた“中心”を見失わず、煮詰め、凝縮していきたい。生徒たちは六年という特長を生かして、ゆっくり、大きく、育てる。自分で幸せを見つけ、自分の手で幸せをつかめるように」と笑った。

  ◇ ◇

 今年三月三日。女の子の成長を祝う桃の節句のこの日、西遠女子学園は百歳の誕生日を迎えた。創立記念式では、生徒たち一人一人がこれまでの歴史や伝統の重みを感じ、先輩たちが守り育ててきた“西遠魂”を受け継いでいこうと誓った。

 五月十三日には、千七百人を超える同窓生が全国から集った。懐かしい学びやで、恩師や友人たちとのきずなを確かめ合った。

 百年のバトン、新たなる歴史へ−。西遠女子学園は今、新たな歴史の一歩を踏み出した。

私と西遠 一年(中一)星組 大隅由里佳さん

 私は今年、念願の西遠に入学することができました。まずやりたいことは、部活のバスケットボールです。六年間、部活の厳しい練習に耐えて頑張ります。

 母も本校の卒業生で、バスケットボールをやっていました。「部活で学んだことは、これからの人生に必ず役立つよ」との母の言葉を胸に、勉強をする中で部活を頑張り、西遠の伝統を受け継いでいきたいと思います。(文中敬称略)

 

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