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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

学校の未来 『目標持ち人生を歩め』

後輩たちに社会のために役立つ人になってほしいと語る相津同窓会長=三ケ日町本坂の自宅で

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 「若い人たちには目標を持って人生を歩んでほしい」。母校の教壇に立ち今は同窓会長を務める相津悦之(70)=三回生、三ケ日町=は創立八十周年の節目を迎えた母校についてこう語る。

 一九四八年四月農業科へ入学。二年生の時、同町内で飼育の牛に流行性感冒が大流行。農業科教諭の藤田良明(82)=豊橋市=の後をついて農家を回り、牛の熱を下げるため体に毛布をまくなど奔走した。「藤田先生の奮闘に頭が下がりました。先生は今も恩師です」

 これがきっかけで日本獣医畜産大(武蔵野市)獣医学部へ進学。五六年に卒業して母校で二年間の非常勤講師から教員に。生徒に家畜の飼育などを指導した。当時、町に獣医がおらず相津は藤田とともに学校内に開設した家畜病院で人工授精による牛の交配もした。

 当時は戦後の教育改革で農業教育にも変化の波が押し寄せていた。「生徒が農業について自ら体験し幅広いことを学ぶようになって、生徒も教員も大変でした」と振り返る。

 十年間母校に勤めた後、磐田農、浜松農経、周智高と農業教育一筋。周智高で九二年、教員生活に終止符を打った。その人生を「新農業への取り組みの転換期を学校ととも体験してきた」と言う。九九年から同窓会長となり一万二千人のOBをまとめる日々。「自分を育ててくれた母校への恩返しですよ」

(文中敬称略)

 

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