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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

先輩たちの活躍 経済持論を家業に導入

先輩たちが築いてきたミカン産業をさらに発展させたいと意気込む後藤さん=三ケ日町本坂で

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 三ケ日町は全国的に知られたミカン産地。柑橘科なき後も、ミカン農家となったOBは多い。後藤善一(46)=三ケ日町本坂、二十六回生=は「先輩が築き上げたミカン産業をさらに発展させたい」と、後輩としての夢実現にまい進する。

 一九七一年進学コースに入学。家業のミカン栽培を継ぐ気持ちもあって高校生活も比較的“のんびり”。「受験戦争もなく楽しかった」と振り返る。三年の時「三ケ日ミカンはうまいし、やり方次第で面白くなる」。ミカンを栽培技術より会社経営という経済面から考えようと七四年、日大経済学部へ進学した。

 高校時代ののんびり気分はどこかへ。経済の仕組み、物流の流れなどとことん研究した。卒業後、OBで元同町農協組合長を務めた父幹夫(74)をリードし「収益を高めるには売り上げを伸ばし経費を抑える」を持論に、積極的に作業の機械化や労力の省力化に取り組んだ。

 畑も三ヘクタールから八ヘクタールに拡大、作るミカンはおいしいと評判。そんな成果が評価され、二〇〇〇年の第一回全国果樹技術経営コンクールで農林水産大臣賞に輝いた。今は同町自立経営農業振興会副会長とし町内のミカン農家のまとめ役も務める。親の影響を受け、長男健太郎(19)も大学で市場論を研究中。「三ケ日はミカン栽培に最適だし、若い人にぜひ受け継いでほしい」と強調する。

(文中敬称略)

 

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