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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

先輩たちの活躍 素晴らしい生徒と先生

「悔いのない高校生活を」と後輩にエールを送る山田収入役=三ケ日町役場で

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 三ケ日町役場で活躍するOBは多い。山田優収入役(63)=同町都筑、十回生=もその一人。町の“金庫番”として目を光らせる毎日だが、三高OBとして当時を思い出し「生徒も先生も素晴らしかった」と語る。

 一九五五年四月、農業科へ入学。担任教師の竹田宣業=藤枝市=らの指導で農業実習も「楽しかった」。そんな中、ある生徒が畑にたい肥をまく時、棒きれでまいた。当時“大将”と呼ばれた熱血漢教師、藤田良明(82)=愛知県豊橋市=がそれを見て「何をやっているか」と怒った。

 その生徒は手でたい肥をまき、藤田は後で生徒にそっと「手を洗いなさい」と石けんを渡した。藤田の思いやりに、山田は「先生の気持ちの大きさに感動した」。以来、藤田を人生の師として尊敬した。

 三年生の時生徒会長を務め、校内に「歌声運動」を広めた。一九五五年当時、東京で歌声喫茶が流行していたからで、山田は「歌えば楽しい、それだけ」と運動を始めたきっかけを語る。生徒に大好評で卒業後、生徒会から表彰されたことは言うまでもない。

 農業科OBで同町農協監事の井口靖也=同町釣=、浜名湖北部用水土地改良区総代尾藤亘男=同町福長=、JICA果樹農業派遣専門家の清水理=同=らと今も人生のよき“ライバル”だ。

(文中敬称略)

 

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