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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

先輩たちの活躍 素晴らしい恩師に感謝

高校生活3年間は「自彊不息」での気持ちで過ごしたと振り返る石原助役=三ケ日町役場で

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 四十年近く勤めた三ケ日町役場を一九九六年に退職、翌年一月助役に就任した石原照司(65)=八回生、同町三ケ日。町長の“女房役”で多忙な日を送る中「今の自分があるのは素晴らしい恩師に巡り会えたから」と折に触れ母校を思い出す。

 石原は五三年四月普通科に入学。「当時学校で農業関係に力を入れており、町のミカン産業が普及したのは三ケ日高のおかげ」。仕事を通して母校が地域に果たしてきた役割の大きさを実感せずにいられない。

 学校生活で印象に残るのが当時校長で北大農学部卒の林幸一(故人)。「Boy,s Be Brave」が口ぐせで生徒思い。そんな林校長の人格を物語るエピソードがある。庭球部所属の石原が三年生の夏、農業科三年の河合明之=浜松市上島=と群馬県で開かれる東日本大会に出場した時のことだ。

 石原は大会と就職試験日が重なった。林校長から「どうしますか」と聞かれた石原は先輩、後輩の応援で練習できたことを思い「就職より大会です」と答えた。林校長は「学校にとって名誉なことです」と言いつつ、石原の将来を大いに心配した。

 石原は林校長の温かい思いやりに触れた思いがしたという。卒業して四十六年たった今も級友の外山治=富士市=、今泉湧司=東京都=らと会うたびに楽しかった高校生活を懐かしむ。

(文中敬称略)

 

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