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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

先輩たちの活躍 『三ケ日牛』生みの親

三ケ日町農協組合長和田正美さん

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 三ケ日町農協組合長の和田正美(57)=十五回生、同町大谷=は、平成十一年に就任後、町基幹産業のミカンを含め、町の農業発展にひたすら尽力する。

 農業科に入学したのは一九五〇年。当時学舎は現在の三松幼稚園にあった。一クラス五十五人で教室はまさに生徒であふれた。「実習で子豚が生まれると歯先をペンチで切ったり、校庭で三輪トラック免許の練習と楽しかった」と懐かしむ。

 卒業後、当時の教諭小野勝己(73)=浜松市半田山=の勧めで一年間、学校助手を務めミカン実習地整備に汗を流した。その後、六七年から家業の農業を継ぎ、自ら肉牛飼育を始めた。

 当時肉牛の雌は残し、雄は処分した。畜産農家らは「雄牛の使い道はないか」と模索。県経済連の勧めもあり牛肉用として活用に踏み切った。食生活の欧米化で牛肉時代の到来もあって今や「三ケ日牛」として人気を集める。

 畜産仕事の合間に同町農協青年部委員長などを務め九〇年から理事、九九年からは組合長として「夢のある農業、三ケ日の風を起こそう」を持論に日々奔走している。

 最近BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)など“食”を揺るがす問題が続出。「だからこそ三ケ日の農畜産物は安全でおいしいことを全国にアピールしたい」と語る。後輩たちに「農業に限らず幅広い分野で活躍を」が口ぐせだ。

(文中敬称略)

 

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