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三ケ日高校80周年 みかんの里を育てて

学校の歩み ミカン発展の礎を築く

柑橘科最後(1971年度)の生徒たち=三ケ日町で

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 一九六三年に開設され三ケ日町の柑橘(かんきつ)産業発展に大きく貢献してきた柑橘科は七二年、わずか十年足らずで廃止された。同町柑橘産業発展に貢献してきたが後継者減少、農業高校再編の渦に巻き込まれる格好で幕を閉じた。

 当時同高後援会長で町長だった竹上善博(88)=三ケ日町岡本=は廃止の知らせに「びっくりして取る物も取りあえず県庁へ出向き存続を陳情した」。柑橘科廃止の年に刊行された「農業教育五十年の歩み」でこうつづっている。

 柑橘科最後となる六九年入学の生徒はたった二十人。その一人、農業山本辰行(48)は「先進地研修で瀬戸内海に浮かぶ高根島の農家に泊まり込んでの実習もあり、楽しかった」と振り返る。柑橘科で学んだことを生かし今はミカン経営に精を出す。祖父母の善一(72)、睦子(71)、妻美津子(43)も同高出身だ。

 渥美一好(49)=同町駒場=も山本と同じ。渥美は建設仕事の合間にミカン栽培に励む兼業農家だが「園芸、農機クラブがあって懐かしい。OB二十人のまとまりは最高」と、母校の思い出は尽きない。二人とも「三高はミカン発展の礎を作った」と口をそろえ、同級生の川村信男=同町大崎=、清水勝規=同町福長=らと母校をもり立てる。

(文中敬称略)

 

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