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興誠高校(現浜松学院高校)70周年 誠の精神第4部 未来編 母校にありて 子や親に選ばれる学舎に
四年制大学や中学の新設など、興誠学園はことし、新たな発展へのステップとなる数々の記念事業とともに創立七十周年の節目を迎える。第四部では「これからの興誠の姿」をテーマに、学校、同窓会関係者らの母校への思いやメッセージを紹介する。最初に、高校や学園法人本部の事務職員として母校で働く卒業生に、身近に接する後輩たちへの思いを聞いた。 ◇ 現在、両事務局には計七人の卒業生が在職し、同窓会や教育後援会とは違った立場で学校を支え、興誠の未来を切り開いている。 学園法人本部事務長の加藤次男(56)=高18卒、浜松市泉=もその一人。卒業後、すぐに母校の事務に就き、校舎の改築や生徒の変遷を見守ってきた。「私のころは第一次ベビーブームで、全校で約千六百九十人の生徒がいた。男子校だったこともあり、バンカラの生徒が多く、帽子を浅くかぶるなどして硬派を気取っていた」と懐かしむ。 主に校舎建築の指揮を執ってきた加藤。自分が勉強し慣れ親しんだ校舎が壊されるときは「感慨深かったが、それよりも“新しい校舎がこれからできる”という期待感の方が大きく、うれしかった」という。浜松学院大学と興誠中学の開学準備に忙殺される日々。「これからは大学の知名度を高めるために力を注ぎたい」と語る。 高校事務長の鈴木勝(55)=高19卒、浜松市大柳町=も卒業生。民間企業へ勤めた後、一九九〇年から事務を執っている。「われわれのいたころに比べ、生徒は全体的にやさしくなったようだ。ただ、だらしなくシャツをズボンから出して歩く姿はいただけない。職員としてではなく、OBとして気になっている」と指摘する。 鈴木も加藤同様、興誠学園の新たなスタートに向けて期待を寄せている。「小学校を除き幼稚園から大学までがそろう興誠学園は、創立者の廿日出厖が創立間もないころから抱いていた夢です。その夢が現実となるのですから、子どもや親に選ばれる学校にすることが私たちの使命」と未来を見つめる。 母校ということで、何に対しても思い入れが強い両事務長。それだけに職員や教員の信頼も厚いという。 興誠を語る 1年 長谷川 卓真さん柔道部に所属しています。勉強と部活の両立は大変でつらい時もありますが充実した日々を送っています。昨年の国体では大会役員という貴重な経験をさせていただきました。そこで得たことをこれから生かし、目標をもって頑張りたいと思います。 (卒業生の氏名に続く(興)は興誠商業学校、(高)は興誠高校(数字は卒業回数)、文中敬称略) PR情報 |
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