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興誠高校(現浜松学院高校)70周年 誠の精神

第2部 部活動編 柔道部 『徳』『体』修得、好成績残す

全国中学校柔道大会で優勝した興誠柔道部。後列右が稲垣さん、後列左が鈴木さん=東京都内で

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 未知の可能性を求めて部活動を盛んにし、生徒の士気を高めはつらつたる気風を養い…。興誠高校の教育方針にこううたわれる部活動は、ダイビング、陸上など十五の運動部と、鉄道研究、写真など十九の文化部がある。生徒は早朝や放課後に部活動に励み、これまで各年の大会で好成績を残している。

 柔道部は学校創立の翌年(一九三四年)、校友会の体育部として剣道部や体操部とともに発足。創立者の廿日出校長が有段者だったこともあり、教育理念の知・徳・体の「徳・体」を同時に修得できる武道として生徒に広まった。

 創部当時の部員は約百五十人。一年間は対外試合をせずに実力を蓄え、三六年には二段二人を含む有段者二十人、創部三年目の三七年には三段二人、二段八人、初段十六人を擁する強豪校となり、東京で開かれた全国中学校柔道大会団体戦で優勝するまでになった。

 優勝時のメンバーで大将だった浜松市入野町の稲垣重(82)=興5卒=は、柔道の経験はなかったが当時の顧問に体格(身長一八二センチ、体重八〇キロ)を見込まれて入部した。「けいこは厳しく、毎日へとへとになるまで乱取りをやった。大将に選ばれたのは作戦上のことで、先ぽうや中堅に強い選手がおり、先手必勝をねらっただけです」と謙そんする。

 浜松市篠原町の鈴木時次(82)=興5卒=も全国制覇の選手。脳梗塞(こうそく)を患った影響で現在車いすの生活だが「頑張ってけいこをして、もう一度全国大会で優勝してほしい」と後輩に熱いエールを送る。

 現在、柔道部は男子ばかり十六人。高橋義典主将(16)=二年=は「団体では県大会出場を目指して、朝は走り込み、夕方は乱取りに励んでいる。今後は、部員全員が協力して盛り上げ、強くなりたい」と意気込み「卒業までに礼儀や声など、何か一つでも一番にしたい」と話す。

興誠を語る 3年 高橋 将史さん

 ある日の職員室掃除。不意に声を掛けてきた先生。まだ一度も話したことのない先生なのに。進路について親身になって語ってくれた。頑張れよ、と応援までしてくれた。うれしかった。師との出会いとは、こんなにも日常的なものかと感激した。

(卒業生の氏名に続く(興)は興誠商業学校、(高)は興誠高校(数字は卒業回数)、文中敬称略)

 

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