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気賀高校90周年 ひろ丘に輝く

今、学校は(1) 郷土芸能部

横尾歌舞伎の伝統守る

10月の定期公演に向けけいこに余念がない郷土芸能部引佐町の開明座で

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 引佐町伝統の「横尾歌舞伎」を守ろうと発足したのが郷土芸能部。部員数は校内の部活動で一番少ないが、「楽しんで歌舞伎を演じたい」と部員一同張り切っている。

 郷土芸能部は、県内開催を控えた全国高校文化祭を盛り上げようと同好会として一九九七年にスタート。同祭が開かれた二〇〇〇年に部として正式に発足した。

 この年一−三年生十二人が入部、十月の横尾歌舞伎定期公演に参加。歌舞伎に無縁の部員たちだが懸命にけいこに励み、先に郷土芸能部が発足した引佐高部員と会場の引佐町、開明座で歌舞伎を熱演し喝采を浴びた。

 ところが日ごろなじみのない歌舞伎の世界だけに、肝心の部員数は〇一年七人、〇二、〇三年には一人だけと不人気の状態。顧問の菅沼和美教諭は「伝統文化を守ってほしい」との願いで毎年、部員確保に奔走する。

 今年は三年大鹿勇(18)と一年大村唯美(16)と中村藍(16)が入部。三人は「前から歌舞伎世界に興味があり独特の言い回しや動きが魅力」と入部したきっかけを話す。十月十日の定期公演では「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場」を上演する。

 大鹿、大村は役者、中村は三味線奏者として観客に楽しんでもらおうと今、開明座でけいこに余念がない。指導に当たる横尾歌舞伎保存会の宮田幸義は「若者が伝統の横尾歌舞伎を守り継いでくれるのはうれしい」と演技指導にも力が入る。

 菅沼教諭は「生徒たちにさまざまな機会をとらえて歌舞伎の世界を身近に感じてもらえるようにし、部活に参加してもらえるようにアピールしたい」と話す。

(文中敬称略)

 

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