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気賀高校90周年 ひろ丘に輝く

OB編(6) 引佐町議 大谷 静夫さん

国立大めざし勉学の日々

引佐町議として町政の世界で頑張る大谷さん=引佐町で

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 引佐農学校から併設中学、引佐高農業部そして途中から同高普通部(気賀高の前身)へ移り一九五一年三月に卒業した大谷静夫(73)=引佐町井伊谷。「気賀高としては二年間の在学だったが、それだけに思い出は尽きない」と振り返る。

 浜松の旧制中学進学を目指した大谷だが、終戦を間近に控えていた時だけに戦局も激しさを増していた。「空襲に遭ったら危ない」と四五年四月、地元の引佐農学校へ入学。その後、引佐高農業部へ進んだ。学校では当時、疎開して他の学校から転校してきたり、疎開してそのまま居残る生徒も多かったという。

 二年の時、大谷は大学進学のため龍潭寺住職の武藤全裕=引佐町=や弁護士の船越廣=東京都八王子市=、坂本知義=本川根町=、野田英之=浜松市=らと普通部へ。よきライバルだった武藤とは隣近所で今も顔を会わせる。

 国立大受験を目指す大谷は「勉強、勉強の日々でした。高校入学時に農業科だったのでとにかく英語の学力不足解消に懸命でした。三年生の修学旅行も行かなかった」と母校での思い出を語る。そして国立電気通信大通信経営科へ入学した。

 五五年大学卒業後、電気通信関係の会社に勤めていたが退職し七一年、父親の跡を継いで引佐町井伊谷郵便局長に。九七年に退職し地元自治会長などを務めた後、二〇〇一年から町史跡保護のための「歴史と文化を守る会」代表を務める。

 温厚実直な人柄を買われ昨年から引佐町議に。「議員になろうと思っていなかった。推された以上、合併しても町の良さを残せるように、あとしばらく町政の世界で頑張りたい」

(文中敬称略)

 

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