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気賀高校90周年 ひろ丘に輝く

OB編(3) 木版・陶芸 林 和一さん

夢かなった美大進学

木版画、陶芸家として頑張る林さん=細江町のアトリエで

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 「将来は美術の道を究めたい」−。一九六九年三月に卒業した林和一(53)=細江町=は、金沢市立美術工芸大へ進んだ。今はその夢をかなえ、ふる里・細江を拠点に木版画家、陶芸家として東京などの画廊で個展を開くなど創作の日々を送る。

 林は子どものころから絵を描くのが好きで、気賀高進学も美大進学を目指しての入学だった。高校入学時の印象を「先生も生徒も伸び伸びした関係で楽しかったことを覚えている」と振り返る。

 進学コースへ入った林だが学業以外に、担任で新聞部顧問の沢木勝郎=細江町=や美術部顧問の中西忠司=春野町=の二人には「勉強以外で物を見る目、考える力を教えられた」と語る。

 特に美術の世界を目標にした林にとって中西の存在は大きかった。「美術の時間に都田川や浜名湖へハゼ釣りに行った。美術と関係なかったのに今思うとそれがまた楽しかった」と懐かしむ。三年生の時は中西に付きっきりで美大受験の指導を受けた。おかげで中西とは高校の恩師としてだけでなく大学の“先輩”として現在も親交を続け感謝の気持ちも忘れない。

 高校卒業後、二十五年以上ふる里を離れたこともあってか親しい同級生も少ない。それでも町役場へ用事で行った時、同級生の佐藤忠夫=引佐町別所=から声を掛けられるとつい懐かしさでホッとするという。

 父健一は気賀高商業科の教員として勤めたこともあり、長男周作=千葉県在住=も気賀高へ進学し、今は不動産会社に勤めて頑張るなど、家族そろって気賀高とのかかわりは深い。それだけに林の母校に対する存在感は人一倍強い。

(文中敬称略)

 

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