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掛川西高100周年 天守の杜に

第3部 人物史編 生徒座談会(下)

根はきまじめな生徒 パソコン活用 他校と連携を

 連載の締めくくりに当たり、現役の掛西高生たちが今、校風や伝統をどのようにとらえているのかを知るため、四人の生徒を招いて生の声を聞いてみた。座談会の後半。

 ――掛川西高のカラーに「反骨精神」があるといわれますが、現役の皆さんが感じる掛西生徒像は。

 松浦 卒業生の話をうかがうと、確かに体制に流されず、自分の意見を持っている人が多いと感じる。西高の大部分の生徒にとって受験は「当たり前」で、「みんなが受験するから自分もとりあえず…」という人もいる。しかし大学だけがすべてじゃないし、進学を目指すならちゃんと自分の目標を持っていることが大事じゃないか。「いい大学から大企業へ」という風潮がまだまだ強い中で、先輩たちを見習い、自分の意見をしっかり持って生きていくことを心掛けたい。

 岡本 進学校だからといって生徒たちは勉強一本やりじゃない。時間をうまく使って息抜きに映画を見たりと、毎週あるテストを乗り切りつつ、自分の生活も大事にしている。自分に甘えず「やるときはやる」という生徒が多い。

 曽根 中学時代は校内の雰囲気が荒れていて、学級崩壊に近かった。そのせいか、西高に入学して静かに授業が進められているのを見ると「高校生になるとこんなにルールをわきまえ、しっかりするものだろうか」と驚いた。西高生はまじめだ。

 山崎 私の印象でも、たとえ表向きはちゃらちゃらしているように見えても、根はきまじめな人ばかりだと思う。マナーを守るという常識をわきまえつつ、自分の意見も通すしっかりした面がある。

 ――学校生活を通じて感じる掛西高への意見は。

 曽根 普通科にもコンピューターの授業を取り入れてほしい。今、コンピューターを学べるのは理数科の一部だけ。西高では部活や学校紹介のホームページも、パソコンに興味を持つ人がつくっている非公式なものしかない。生徒会にもパソコンが一台あるが、ワープロ機能以外はうまく活用しきれていない。

 岡本 生徒会活動で他校と連絡を取る手段は、今のところ郵便かファクス。インターネットで他校のホームページを検索できれば、県内はもちろん、遠くの学校とも連携した活動ができると思う。

 山崎 今、年間の大きな学校行事は一学期に行う文化祭と九月の体育祭の二つで、それ以降はクラスがまとまる機会も少なく、勉強ばかりという雰囲気になってしまう。例えばクラス単位で競う合唱発表会のように、継続的にクラス内が活気づくようなイベントをやりたい。

おわり=この連載は中野吉洋、坂口千夏、伊藤一樹、一ノ瀬千広が担当しました。(文中敬称略)

 【座談会出席者】

▽前生徒会長・岡本沙織さん(3年)

▽前応援団長・松浦要介君(3年)

▽生徒会書記・山崎寛子さん(2年)

▽生徒会役員・曽根智也君(2年)

 

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