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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第4部 OBと語る 伊藤 修二さん(ヤマハ社長 高13回卒) たくましき知識人に

「たくましい知識人になって」とアドバイスする伊藤さん(左)と高木さん(中)、西本さん(右)

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 地元の県西部で活躍する人材を多く輩出してきた磐田南高校。楽器メーカー、ヤマハ社長の伊藤修二さん(60)=浜松市、高十三回卒=もその一人だ。在学当時は陸上競技でインターハイも出場し、文武両道を実践。現在は大企業のトップとして活躍する伊藤さんに、陸上部の後輩、西本拓矢さん、高木祐太さん(いずれも二年生)が話を聞いた。

 −昔の練習はどうでしたか(西本)。

 「きつい練習だった。投てきの選手は朝からやっていた。練習の最後に、へとへとなのにリレーをやらされたのを覚えている。下級生は先輩のマッサージもやっていた」

 −インターハイで二位になった時は、どんな気持ちでしたか(高木)。

 「緊張していたので最初は『二位になったんだな』という感じ。しばらくたってからうれしくなった。当時は伊藤菊造先生という指導者がいて、チームを引っ張ってくれた。技術的には、卒業生がコーチとして教えていた。陸上部員とはつき合いは深かったね」

 −勉強は(西本)。

 「家に帰って宿題をやる程度。受験勉強も大会が全部終わって、冬ごろからだったかな」

 −今は勉強、勉強と言われています(西本)。

 「変わってきたんだね。昔はバンカラな雰囲気がまだ残っていた。決して勉強をしなくてもいいとは言わないけど、何か一つのことに打ち込むのも大切だと思う」

 −現在の立場から言って、今はどのような若い人材が必要とされていますか(高木)。

 「自分の意見の言える人だね。ものを言えない人と、『言っても損するだけ』という雰囲気の会社は良くない」

 −先輩として私たちにアドバイスを(西本)。

 「わが社では『知的野蛮人』という言葉を使っているが、そういうたくましさや力強さを備えてほしい。青白いモヤシのような知識人にはなってほしくないね。そのためにも、他のことを忘れるくらいに何か一つのことに打ち込んで、力強さを身につけてほしい。進学校としてのイメージに、たくましさをプラスして、質実剛健・文武両道といった校訓の伝統を残してほしい」

 −ありがとうございました(二人)。

磐南を語る 3年 柴田百合絵さん

 磐南での学校生活の中で、いろんな場で磐南生は一人ひとりが「これが私だ」というものを持っていることに気づかされる。生徒の一人ひとりに違った何かがあり、その何かがその人の大きな魅力なのだろう。その人の何かに気付かされるたび、自分の高い理想のための追求の姿勢を見直し、追求の動力とする。毎日、磐南という環境の中で何かを学びとっているのだ。自分の選んだこうした環境の中で、常に学ぶ姿勢を持ち続けたいと思う。

(文中敬称略)

 

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