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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第4部 OBと語る 伊藤 英明さん(磐田市教育長 高15回卒) 豊かな心と知性育てる

 卒業生から多くの教育者を輩出した磐田南高校。地元の磐田市では、高十五回卒の伊藤英明さん(58)=豊田町気子島=が、教育長を務めている。教育について「子どもの豊かな心と知性を育てるのが大切」と語る伊藤さんに、一年生の吉村摩耶さんと寺田翼さんが聞いた。

     ◇

 −教育長の仕事はどんなものですか(吉村)。

 「広く言えば生涯学習の場を提供すること。いつでもどこでもだれでも学べる社会がこれからは必要。学校教育、家庭教育、社会教育を充実させて、人づくり、町づくりを進めるのが私の仕事です」

 −教師になったきっかけは(寺田)。

 「小学校で習った先生にあこがれたのが最初。厳しかったけど、当時としては新しい感覚を持った先生だった」

 −実際に教師になって、現実とのギャップはありましたか(吉村)。

 「生徒に心が伝わらないと、充実感はわかない。いくらやっても充実感が味わえないことはありましたね。逆に、子どもの言葉や態度に接して、自分の考えが『これでいいのかな』と思わされたことも」

 −昔と今の磐南の違いは(寺田)。

 「僕らの時は陸上が強かったし、その前は水泳で五輪メダリストもいた。今はそうはいかないのが少し寂しいね。でも、一つのことに打ち込んで何かやるという姿勢は今でも大切。そういうことは高校の時期が一番できるから頑張って」

 −教育はどう変わりますか(吉村)。

 「これからは豊かな心と知性を、バランス良く育てることが大切になってくるでしょう。学校、家庭、地域が役割をしっかり分担することも課題ですね。みなさんは、将来に向けて夢などはありますか」

 −今は文系・理系の選択の時期で、将来を考えている人も多い。僕は新聞記者を目指して、頑張りたいです(寺田)。

 −私は安全な道を行かないと心配なタイプ。とりあえず、今の勉強をしっかりしたいです(吉村)。

 「持っている力を出すためにも、目標を持って自分を一歩前に出して頑張ってください」

磐南を語る 3年 鈴木 徹郎さん

 「君たちは三年間かけて磐南生となる」。これは私の尊敬する先生の言葉だ。この意味からすると、私はまだ「磐南生」ではないことになる。そもそも、ここで言う「磐南生」とは何を意味しているのだろうか。私の考えでは、最後まであきらめずに日々努力する姿勢そのものが「磐南生」であると思う。これは今、私に最も足りないものである。私は真の磐南生となるために、三年目になった今、この先生の言葉を忘れることなく日々頑張っていきたいと思う。

(文中敬称略)

 

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