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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第4部 OBと語る 永田 勝利さん(スズキ陸上部総監督 高9回卒) 結果出ずとも下向くな

在校生の鈴木さん(右)、吉住さん(中)に「活躍して」と激励する永田さん(左)=浜松市の遠州灘海浜公園で

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 戦後に華々しい活躍を残した陸上部。名監督・伊藤菊造教諭の背中を見て、指導者の道を歩んだスズキ陸上部総監督の永田勝利さん(64)=浜松市大平台、高九回卒=は、これまでにも多くの日本を代表するアスリートを育ててきた。伊藤教諭と同じ秩父宮賞を受賞した永田さんに、陸上部の吉住晋一さんと鈴木健太さんが話を聞いた。

     ◇

 −監督の仕事はどういうものですか(吉住)。

 「スズキはみんな一流選手。細かいことはいちいち指導する必要はないから、選手の調子が悪いときにアドバイスをすることだね。実業団は、会社がお金を出してくれているので、がんばって結果を出すのが役目。いろいろ大変」

 −監督になって良かったことは(鈴木)。

 「スポーツは勝たないと意味がない。優勝するだけが『勝つ』ではないけど。だから、教え子が日本の大会で勝って、世界を舞台に活躍する姿を見るとうれしい」

 −僕は八百メートルが専門なんですが、速くなるコツはありますか(吉住)。

 「コツなんてないなあ。とにかくいっぱい走ることだ。一日三十−四十キロ走れば、速くなる。あとは基本的な体力。よくご飯を食べ、よく寝ること。間食と寝る前の食事はだめだよ。でも、今は勉強が僕らのころより大変だよね。陸上やりながら、東大進学する生徒などびっくりする」

 −高校時代の思い出は(鈴木)。

 「あんまりないけど、いやなことはなかった。『結果が出なくても下を向いちゃだめ、次は勝てる』と考えてやってたから。今は何人くらい部員がいるの?」

 −四十人くらいです(鈴木)。

 「けっこう多いね。試合に行くと磐南の『M』のゼッケンが気になる。昔のように全国総合優勝は大変だろうけど、千六百メートルリレーなどで活躍してほしい。個人ではかなわなくても、リレーは練習すればそこそこ戦える。チームも盛り上がるし。勉強も大変だろうけど、卒業生はよく見てるから頑張って」

磐南を語る 2年 田中 麻峰さん

 母が言った。「今は学歴社会じゃない。でも学歴だってないよりはあった方がいい」。確かにその通りと感じた。中身のある学歴が一番いい。分からなくて何もやらないよりも、分からなくてもとにかくやっておけば、少なくとも選択肢が減ることはないのだ。だったら、そうするためには、ここに入るのが一番いい。自分の将来の夢や希望に近づくことが「一番しやすい」ところなのだから。それが僕がここにいる理由だと思う。

(文中敬称略)

 

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