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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第4部 OBと語る 江間 金作さん(エマ観光会長 高5回卒) 何でも吸収 基礎作る時

校訓を前に江間金作さんと語らう在校生の(左から)平尾顕正さん、中嶋香児さん=磐田南高校で

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 戦後の混乱から高度経済成長へと向かった昭和三十−四十年代。「努力すればなんでもできた」という時代に、元同窓会長の江間金作さん(67)=磐田市鎌田、高五回卒=は地元で観光会社を興した。現在は全国旅行業協会東海地方協議会の議長も務める江間さんに、終戦直後の学校の様子や思い出などを二年生の平尾顕正(けんしょう)さん、中嶋香児(こうじ)さんが聞いた。

     ◇

 −今の仕事を始めたきっかけは(中嶋)。

 「昭和三十三年に大学を卒業して、地元に戻りアパートを経営しながら損害保険もやっていた。東京にいた時代、近くの米軍基地で、外国人相手の保険代理店と観光業をやっている会社があり、自分もやってみようと。旅行業の免許は取ったものの、最初はどうやって経営すればいいか分からなかったが、昭和四十五年の大坂万博をきっかけに、日本でも国内旅行が盛んになり、翌年に今の会社を旗揚げ。需要もあってうまくいった」

 −磐南に入学して一番うれしかったことは何ですか(平尾)。

 「優秀な先生が多かったこと。これが教育なんだと思った。生徒も中学校から選ばれた人間。冗談一つ言うにもみんな理解できるから良かった。当時は物不足で、制服もなく男子はげた履きだった。食事も昼は一度家に帰って食べていた。そういえば、校訓は質実剛健と文武両道だけだったな。そのあと真剣至誠が入った。君たちは、どういう目的意識で生活しているの」

 −父の寺を継ぐことは決まっていて、資格もあります。今は、テニス部で頑張っています(平尾)。

 「高校生の時に体を徹底的に痛めて、体力を付けておいた方がいいよ」

 −高校時代にやっておくべきことは(中嶋)

 「高校時代は何でも吸収できて、人生の基礎を作る時期。今を無駄にすると、その後の人生もつまらなくなるから、精いっぱい楽しんでほしい。思いっきり勉強して、思いっきり遊んで。君たちと話して若いエネルギーをもらいました」

磐南を語る 3年 高塚あゆ美さん

 私は昨年の三月、磐南と姉妹校提携をしているマウンテンビュー高校へ研修旅行に行った。海外旅行は初めてだったし、自分の英語力に自信を持っていなかったので、私は不安でいっぱいだった。しかし、ホストファミリーはとても優しく、明るく私を受け入れてくれた。私もいつしか、自分から積極的にホストに話しかけるようになっていた。新しい私発見。高校生活の最高の思い出となったアメリカでの十二日間は、広い視野を持つきっかけになり、これからもどんどん私を成長させていく。

(文中敬称略)

 

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