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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第3部 磐南の今 生徒会 教師の手借りず、行事を自主運営

「自主」「個性」の拠点でもある生徒会

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 磐田南高校の南北の校舎をつなぐ二階の廊下に、「風流人会」ののれんが下がった部屋がある。はぐま祭や球技大会などを運営する生徒会の部屋。「風流人会」は、三十年ほど前のはぐま祭で生徒会が主催した和風喫茶店の名前だ。

 現在の生徒会は十三人で運営。「個人の意志で入りたい人がやっています」と二年生の水島惇会長。「生徒全員が楽しめる学校生活を」「行事をやりたいようにやりたい」「影が薄いまま卒業するのではなく、存在のある人になりたい」−。集まってくる生徒たちの動機はさまざまだ。

 生徒会は同校でのいろいろなイベントを、ほとんど教師の手を借りずに運営している。「下手に口を出すと怒られる」と教師に言わせるほど、自分たちで企画、運営、司会などをこなす。

 「組織に所属するのはもともと嫌いだった。でも、こんなに素直に頑張っている人がいるんだな、と思って手伝いだしたのがきっかけ」と前副会長の平口智也さん。はぐま祭を終えて役員職を二年生に譲った今の三年生の役員らは、創立八十周年を記念したTシャツを作った。オレンジのシャツに校章の「はぐま」の葉をデザイン。「何か記念になるものを作りたくて」と前会長の梅下さやかさん。

 代替わりした二年生も一生懸命で、さっそく球技大会を担当。「三年生がいなかったから大変だった。これからも新しい企画を立てていきたい」と浅井一男副会長も意気込む。

 「生徒が“磐南らしさ”を作る」と倉野優太郎副会長。八十年の伝統を刻んだ磐田南高校の、新しい歴史を現役生徒が作ろうとしている。その生徒の代表である水島会長は、今の磐南生について話す。「個性のある生徒が多い。“こういうやつもありかな”っていう人もいる。そんな生徒が、共存しながら反発もしながら生活している。それがまた楽しいんです」

磐南を語る 2年 牧野 真典さん

 僕が磐南に来て最初に感じたことは、磐南生は他校の生徒と違って独特の雰囲気を持っていることです。全校集会などの時、先輩たちは無言で先生の話を待ち、またテスト前になると人一倍頑張ります。文化祭・体育祭についてもとても熱心です。中学が同じだった先輩も、すっかり変わっていました。これらは、やはり今までの伝統によると思います。今年は八十年目。また伝統が増え、そしてこれから入学してくる後輩の中に息づいてほしいです。

(文中敬称略)

 

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