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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第3部 磐南の今 はぐま祭 夢中で一緒に頑張り、楽しむ

「いつもとは違う非日常」の雰囲気となるはぐま祭。個性あふれる出し物が評判だ

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 年に一度、磐南が普通じゃなくなる日。それが文化祭「はぐま祭」だ。「いつもとは何もかも違う。非日常の雰囲気で、みんなの表情が“はぐま祭の顔”になる」と、今年のはぐま祭を運営した前生徒会長の三年生・梅下さやかさんは話す。「全身全霊を込めて、一生懸命に楽しみます」

 今年のテーマは「Friendship Bannanship(フレンドシップ バンナンシップ)」。友だちと良いところも悪いところも含めて、自分の色や磐南らしさを出そう、という意味。「バンナンシップ」には「磐南の船」という意味も。「一緒に船に乗っていこうとの思いです」と梅下さん。

 このスローガンのもとに実際に催された企画は、各ホームルームや部活の個性が強いものとなった。サッカー・ワールドカップにちなんだ企画も。万歩計を付けて三十秒間で何歩記録できるかを競うゲームでは、負けた方がフェースペインティングをされてしまう。スリッパをボールに見立ててシュートするゲームも。各部活動では、日ごろの研究成果を披露したり、書道や美術関係の部では作品を展示した。

 年に一度の大イベントだけに、準備にも時間がかかる。しかし、「準備もあっという間、当日もあっという間。せっかく作ったものを壊す時には悲しくなりつつも、余韻に浸るまもなく後夜祭に突入しました」と副会長だった三年生・大戸理奈さん。

 生徒会二年生の倉野優太郎さんは「今年は作業の仕方など、人に聞いてばかり。この経験を来年に生かしたい。しっかり、かつ楽しくやっていきたい」と早くも来年のはぐま祭をにらんで意気込んでいる。

 昭和三十七年にはぐま祭と名前を変えて四十年。古いOBも、はぐま祭のことになると話が弾む。時代とともに出し物や雰囲気は変わっても、磐南での生活におけるはぐま祭のウエートは重い。はぐま祭での生徒の姿は、真剣に一つのことに夢中になって頑張り楽しむという、校訓の一つ「真剣至誠」を体現している。八十年の歴史の中に一貫して流れる、磐南生の一つの特徴と言えそうだ。

磐南を語る 2年 小林 瑞菜さん

 磐南では、文化祭や体育大会がとにかく盛り上がる! 決して勉強だけに青春を終わらせたくないから、行事の盛り上がる学校っていいなあと思う。ただ、日常生活においては、少し「伝統」に縛られ過ぎているように感じる部分がある。今までに築いてきたものを大切にするのは大事だろう。でも、それだけにとらわれていたら、進化し続ける磐南ではいられなくなる。過去だけでなく、もっと、今や未来のことを見つめる学校というものも必要だ。

(文中敬称略)

 

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