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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第3部 磐南の今 国際交流(下) 日米両校が相互に訪問

マ校生徒5人と、磐田南高校生徒で記念撮影。背後には生徒会が掲げた「WELCOME」の横断幕=磐田南高校で

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 今年五月末の創立八十周年記念式典。米国カリフォルニア州のマウンテンビュー高校校長からの祝いの言葉が読み上げられた。本来なら今年はマ校の生徒が訪問する順番だったが、昨年の米同時多発テロ事件の影響で、中止になっていた。

 しかし、その代わりというわけではないが、マウンテンビュー市と姉妹都市提携を結んでいる磐田市の招きで、七月下旬から八月上旬にマ校生徒五人が磐田市を訪れた。磐田南高三年の戸塚麻友子さんの家にもジェレミー・リー君(16)が滞在。実は昨年、戸塚さんがマ校を訪問した際に、ホームステイしたのがジェレミー君の家庭だった。

    ◇

 戸塚さんらは、昨年三月下旬にマ校を訪れた。両校の相互訪問の特徴は、相手校の授業に出席すること。ホストファミリーの生徒と一緒に、普通に登校して教室に入る。「授業は何を説明しているのか分からなかった」と戸塚さん。一緒に訪問した三年生、石代浩之さんも「雰囲気も全然違う。体育で準備体操を個人でやるのに驚いた」と振り返る。

 二人は海外旅行すら初めて。「目に映る物は全て新鮮」「当たり前のことが当たり前じゃない」。感受性豊かな若い時代に、外国で学んだことは大きかったようだ。

 「外国に対する考え方が少し変わった。すべてがあこがれではなく、授業中の私語とかファストフードばかり食べていたりとか。外国の悪い点、日本の良い点も気付いた」と石代さん。戸塚さんも「ホストファミリーとの交流を通して、家族や人間関係について考えるようになった」。そして二人とも「将来は外国とかかわりのある仕事に就きたい」。

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 マ校から磐田市に訪れた五人は、七月二十六日に磐田南高校を訪問。戸塚さんや生徒会の生徒が出迎えて、部活動などを案内した。弓道部や剣道部を見学して日本の文化に触れ、図書館では受験勉強に忙しい三年生の姿を目の当たりにした。

 「日本には多くの文化があり、生徒はよく勉強している」とジェレミー君。五人は生徒会が製作した八十周年記念Tシャツとうちわをプレゼントされ、両校の生徒で記念撮影。磐南・マ校の若者たちが、日米両国の懸け橋となることも、そう遠くはないかもしれない。

磐南を語る 2年 西田 恵美加さん

 磐南に入学してから一年がたった。今でも机の上に、受験票はある。合格したときの喜びと、希望が詰まっている受験票が。しかし、一年が過ぎて初心に帰ろうと思った。毎日の部活が楽しくて、苦手教科もあるけれど勉強もおもしろくて…。だけどだんだん緊張感がなくなり、「慣れ」が生じてきた。この「慣れ」こそがこわい。「三年間かけて磐南生になる」「磐南生になるより、磐南生でい続けることの方が難しい」と言った、先生の言葉の重さと意味を感じながら…。

(文中敬称略)

 

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