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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

第2部 部活動、今昔 陸上部(下) 文武両道で総体めざす

「勉強との両立は大変」な中で、厳しい練習に取り組む陸上部員

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 全国大会五回の総合優勝を誇る磐南陸上部。今でも部員七十人を超える、同校一番の大所帯の部として活躍している。過去五年間も毎年一−二人はインターハイに出場。特に昨年は二年生ながら木下剛さんが、ハンガリーで開かれた世界ユース大会で、棒高跳びに出場して見事三位に食い込んだ。

 「予選一本目を失敗してかなりあせった。でも、二本目で跳べて、そのあとは緊張せずにできた」と大会を振り返る木下さん。自己最高の五メートルを記録しての結果に満足そう。しかし、続くインターハイでは思うように結果を出せずに終わり、「今年こそはインターハイで優勝します」と力を込める。

 木下さんら陸上部員の活躍は、厳しい練習のたまものだ。「毎日の放課後の練習のほか、朝練をやるときも」と松本彰太主将。今年は完全週休二日制に移行したが、土曜日もしっかり練習は欠かさない。顧問の池田毅教諭も「強い選手もそうでない選手も、一生懸命与えられたメニューをこなしている。そういう点が、強い時代の伝統を引き継いでいるのでは」と生徒をたたえる。

 「勉強との両立が大変」という声も。進学校として、磐南の授業は進度が速いことで有名で、予習をやっていないと授業にはついていけない。他の学校の一流選手よりは負担も大きいはずだが、「先輩には東京大学や浜松医科大学などに進学した人もいるから、頑張らないと」と松本主将。

 校訓にもあるように“文武両道”を実践する陸上部員。「陸上でも他の学校の生徒には負けたくない」。この気持ちが、厳しい練習と勉強との両立を可能にしている。「少しでも昔の栄光を取り戻したい。みんなが東海大会やインターハイに出場できるよう、頑張りたい」と松本主将は力強く語った。

磐南を語る 2年 宮沢美由起さん

 磐南は入学してからが大変な学校だ。勉強のスピードの速さはもちろんのこと、体力もなければついていけない。私はこの一年を経て、やっと自分の学校生活を確立できた。しかし、慣れたというわけではない。気の緩みは禁物だ。磐南の門をくぐったら、そこは迷路だ。ゴールにたどり着けるかは自分次第。私は今、その迷路の中にいる…。

(文中敬称略)

 

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