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磐田南高校80周年 磐田が原の台地に

プロローグ 校訓 3つの精神 胸に歩む

正門を入ると目に映る校訓の碑

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 「質実剛健」「真剣至誠」「文武両道」−。磐田南高校(磐田市見付、内山賢二校長)の正門を入ると、三つの校訓を刻んだ石碑が目に映る。磐田が原の台地に前身の見付中学校が開校して今年で八十年。同校の歴史と伝統は、この三つの校訓を体現する形で歩んできた。

 「質実剛健の気概をもって勤労作業にあたり、不撓(ふとう)不屈の精神を養う」。尾崎楠馬初代校長の教育方針だ。独自の勤労作業は、“労作(ろうさ)教育”と呼ばれ、生徒はくわを持ちモッコをかついで、グラウンドやプールの造成作業に打ち込んだ。作業を通して質実剛健の精神は形成された。

 労作教育は、何事にも真剣に誠意を持って取り組む伝統をも産んだ。鈴木源市同窓会長=高6回卒=は「学問だけでなくマラソン大会、文化祭など、目標実現のために課題を乗り越ようとするパワーは爆発的」とたたえる。現役二年の梅下さやか生徒会長も「やると決めたらやる。自分に対しても友人に対しても厳しい」。「真剣至誠」の精神は現在にも伝わる。

 県内有数の進学校として知られる一方で、草創期の生徒によって造成されたグラウンドやプールからは、数々のトップアスリートが生まれた。戦前は水泳のオリンピックメダリスト三人を輩出し、陸上部は戦後のインターハイで五回の総合優勝を誇る。平成三年の静岡インターハイでは、会場となった同校のプールで水球チームが活躍した。「文武両道」の精神は、八十年の歴史の中に一貫している。

 校章に図案化されているのは、遠州に地道に力強く分布するキク科の植物「はぐま」。磐南精神はこのはぐまのように、八十年の間、力強くはぐくまれてきた。内山校長は「尾崎校長のまいた種が着実に実っている。現役の生徒にも、八十年の歴史の重みに触れてもらいたい」と力を込める。

磐南を語る 2年 梅下さやか

 磐田南高校には、創立以来の八十年間の歴史と、在校生一人一人が作る「今」があります。校内・校外を問わず、自分が輝けるものを持っており、互いにそれを認め合えるような雰囲気があります。八十年という歴史は、私たちには計り知れないほど大きいものです。しかし、今も昔も変わらないのは自己に対する理想の高さです。自分に厳しく理想を追求する姿勢を、この南高で養い正したいと思います。

(文中敬称略)

 

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