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引佐高校100周年  いなさの丘に

第3部 学校は今(10) 学校林実習 作業を通し環境保全

間伐作業に当たる2年生たち=浜松市滝沢町の学校林で

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 学校行事の中に校内マラソン大会をはじめ、宿泊研修、全校読書会などいくつかの行事がある。中でも七十年以上の歴史と伝統を持つ学校林実習は自慢の行事だ。

 学校林での作業を通し自然環境保全、勤労の大切さを学ぶため一九二五(大正十四)年に始まった。学校創立以来、目指してきた農業後継者育成とは異なるが農業に相通じる点があるとする発想が盛り込まれている。

 学校林は引佐町三岳地区に二ヘクタール、浜松市滝沢地区に約十三ヘクタールある。現在は滝沢地区で年二回に分けて、二年生全員が体験する。以前は下草刈りだったが、二十年ほど前から間伐を行っている。

 今年も五月に二年生六クラスの半分、約百人の生徒が山に入り、成長の妨げとなる樹木(スギ、ヒノキなど)の間伐作業に従事した。生徒たちは四、五人の班別に決められた木を切る。かなり急斜面の場所での作業とあって、生徒たちは「きつい」「しんどい」。参加した竹林由佳梨は「なたとロープを使って二本切ったけれど、すごく大変だった」。岩澤圭吾は「手にまめができた。なかなかできない実習でいい体験」と感想を述べる。

 長年、生徒たちの指導に当たってきた森口将年教諭は振り返ってこう話す。「学校林実習は農業実習とは違って心に残る体験。引佐のよき伝統として今後も続いてほしい」。

(文中敬称略)

 

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