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引佐高校100周年  いなさの丘に

第2部 OBは語る(22) 斉藤 正男氏 後輩の活躍に期待

「人生にロマンとバイタリティーを忘れるな」と語る斉藤正男さん=浜松市の自宅で

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 「大変な時代だったが、学生生活は充実していた」。元衆議院議員で同窓会顧問の斉藤正男(82)=三十三回生、浜松市広沢三=は六十年以上昔を懐かしそうに振り返る。

 実家は浜北市宮口の伊藤家。小学校卒業で浜松市内の靴屋へ奉公に出るはずだった。しかし、当時の竹田克巳校長(故人)が負けず嫌いで物を大切にする伊藤(斉藤)をかわいがり、卒業を機に養子に迎えたことが転機になった。地元中学から一九三三(昭和八)年、農業科へ進学した。

 「当時、学校も国のためと意気盛ん。勉強より食糧増産の実習が多かったが、懸命に働いた」。軍事教練では、全校生徒をまとめる隊長を務めた。教育者にあこがれ、三六年卒業して浜松師範(現・静大教育学部)へ。三八年春に卒業、半年間の兵役を終え、同年秋からは島田市六合小で教壇に立った。

 四三、四四年と浜松師範専攻科に通学。二十五歳で竹田校長の娘と結婚。竹田校長の妻の実家である斉藤家を継いだ。戦争は激化し、疎開先の細江町では気賀小、気賀中(細江中)で教べんを執った。五五年には教育界発展のため教師から県議(社会党)に転身。新たに政治の世界を歩み始めた。三期務め、六七年から国会の場へと活動の場を移し、五期務めた。

 政界引退後は、議員時代の歴史をつづる回顧録執筆がライフワーク。母校の創立百周年という節目に「これからは二百年に向け新しい歴史を築いてほしい」と後輩たちの活躍に期待する。 

(文中敬称略)

 

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