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引佐高校100周年  いなさの丘に

第2部 OBは語る(21) 山中 智沙子さん 地域女性まとめ役

 女子学生も卒業後、さまざまな分野で頑張っている。山中智沙子(62)=五十三回生、浜松市深萩町=もその一人。花栽培の専業農家として、地域女性団体のまとめ役として日々奔走している。

 農家の一人娘の山中は父に勧められるまま一九五四(昭和二十九)年、農村家庭科へ入学。近くの新村晴代=同市舘山寺町=と二年間、自転車で通った。「台風で冠水した道路を腰までつかって通った。寒い日もセーラー服の下に新聞紙を入れてとにかく休まなかった」と当時を振り返る。

 同科は一般教養のほか被服、食物、住居を勉強。田植え、茶摘み、山林下草刈りの実習から自分のセーラー服や実習用の作業着、浴衣を作った。「担任の紅林千枝子先生=榛原町=にも助けられやり通した。実習のおかげで、甘えて育てられたという雰囲気はなくなった。互いに協力し合うことも学んだ」という。

 卒業して家を継いだ。当時はミカン、茶を栽培したが三十年ほど前から、ガーベラのハウス栽培を手がける。仕事の傍ら「浜っ娘会」を結成、女性の生涯学習活動に力を入れる。九九年からは、地元で開催される国際園芸博のボランティアリーダーとしてPRにも当たる。「今の頑張りは学校で学んだことがすべて源だと思う。これからもこの教えを大切にしていきたい」 

(文中敬称略)

 

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