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引佐高校100周年  いなさの丘に

第2部 OBは語る(20) 平井 真一氏 恩師の教えが支え

母校の思い出はいっぱいと語る平井真一さん=豊川市八幡町の自宅で

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 卒業して教育の道を歩んだ平井真一(66)=五十回生、愛知県豊川市八幡町。母校の教壇に立つことはなかったが「恩師の教えが自分の人生の大きな支えになった」。

 引佐町出身。一九五〇(昭和二十五)年、農業科へ入学。平井が「自分にとって大きな影響を与えた」と言うのは、担任で漢文を教えてくれた本居秋津(故人)だった。学業だけでなく生活面の指導ぶりも厳しかった。

 「でも生徒一人ひとりの能力を生かす教育、何事にも努力を惜しまない姿勢があり尊敬した。先生のおかげで漢文はいつも百点」と笑う。三年生の時、大学進学を勧めたのも本居だった。恩師の一人、樽井参思郎(75)=現同窓会長、細江町=には物事を科学的に見、考えることを学んだ。

 五三年に卒業。東京教育大農学部へ進学、化学を専攻した。卒業時は大変な就職難。

 静岡県も教員採用がなく、愛知県の教員に。県教委学校教育部長、時習館高校長、豊川高校長などを務め、昨年春に退職した。

 この間、出向先の文部省高校教育調査官時代、母校を新しい農業高のモデルとなる総合型職業高実現に向けて奔走。現在の産業技術科発足につなげた。

 「教員として生徒に教えてきた自由闊達(かったつ)な生き方は自分が恩師から受けた教育そのもの」。母校を思う気持ちは卒業した今も変わらない。

(文中敬称略)

 

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