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引佐高校100周年  いなさの丘に

第2部 OBは語る(18) 朝比奈 克之氏 友、先輩に恵まれた

「何事もまず行動」というのが口癖の朝比奈克之さん=引佐町役場で

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 学校では農業の手ほどきを受けたぐらいだったがよき先輩、友を得たことは大きな収穫−。引佐町議で元小学校長の朝比奈克之(66)=五十回生、同町田沢=はこう語る。

 一九四五(昭和二十)年の終戦間近に父が戦死。追い打ちをかけるように農地改革で多くの土地を手放すことになり、長男の朝比奈は明日からの生活を考えなくてはならなくなった。「自分も農業をやるしかない」と五〇年、農業科へ。

 自転車で一時間かけて登校。「雨の日は傘をさしてもずぶぬれでぬれたまま授業を受けた」。勉強はほとんどしなかったという朝比奈だが、三年生の時、将来を心配した先生の山田寿夫(故人)が「大学へ行かないか」と助言。一念発起して猛勉強、東京農大に合格。喜ぶ朝比奈だったが「引佐はへき地で先生が足らん。先生になれ」と古老のひと言を機に静大教育学部へ入学。

 五七年三月に卒業。当時の三ケ日東部中を振り出しに引佐町北部、南部中などを歴任。八七年から校長となり、三ケ日町の県三ケ日青年の家建設に携わり、九五年、細江町気賀小を最後に退職。「まず行動」が信条で、教員時代もまじめな子には評価をよくしたという。

 九九年から引佐町議を務め、同級生で助役の八幡和夫らと町づくりに奔走。「めまぐるしい人生だったが、一生懸命やる気持ちは今も変わらない」 

(文中敬称略)

 

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