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引佐高校100周年  いなさの丘に

第2部 OBは語る(4) 仲田 恒雄氏 地域農業のけん引役

農業経営士として地域農業を引っ張る仲田恒雄さん=引佐町狩宿で

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 引佐町内にも数人しかいないという農業経営士として、地域の農業をけん引する仲田恒雄(49)=六十七回生、狩宿。「地域に根ざした農業を」と地道な努力を続ける。

 仲田は、家業の農業を継ぐために一九六七(昭和四十二)年、引佐高園芸科へ入学。「人生の礎を築くことができた」と振り返る三年間は、まさに文武両道だった。

 学業では毎年、ほとんど学年一けた以内の好成績。学んだ技術は、今でも役に立っている。部活動でも、キャプテンとして陸上部を引っ張った。卒業時、優秀生徒として表彰されたことは今も自慢だ。

 卒業後、すぐに家業を継いだ。規模を倍以上に拡大し、現在の栽培面積はミカン二〇〇アール、露地ギク四〇アール、枝物八〇アール。多種類の複合経営で、収入を安定させる。品種改良といった派手さはないが、堅実さが光る。

 九六年、県から農業経営士の認証を受け、地域農業の指導的な立場に立った。共同ハウス栽培や先進地視察などを進め、農業仲間から慕われる。仲田が農業を営む奥山地域は山間地で、決して恵まれた地域ではない。「だからこそ、地域に合った農業を毎日積み重ねていく」というのが方針だ。

 同級生は農業だけでなく、さまざまな分野で、責任ある地位についている。「良い刺激になり、互いがライバル。同級生は高校で得た一番の財産」 

(文中敬称略)

 

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