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浜松短大(現浜松学院大短大部)50周年 半世紀を語る

橋爪 けい子さん 幼児教育科2部 平成3年卒 しみじみ感じた学ぶ幸せ

授業の後、講師を囲んで

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 私は十七年間の保育者生活を経て、磐田市役所勤務の傍ら、浜松短期大学に入学した。近くに住む母親が、夫と三人の子どもたちの夕食を用意してくれることで、若いころからの夢が実現した。

 入学式翌日。娘と同い年ほどの学生たちの中の一人に「あのぅ、隣に座ってもいいですか?」と声をかけられた。音楽が得意なSさんで、私たちは卒業後、私の趣味である腹話術、パネルシアターと合わせてミニコンサートを開くなどする間柄となった。

 久しぶりに学ぶ英語・数学・憲法などはどれも新鮮で楽しく「ああ、これが学ぶことの幸せか」としみじみ感じた。ある日、二号館での講義後、談義に熱が入り、駐車場に戻るのが遅くなった。すでに管理のおばさんが施錠し帰ってしまったとのこと。あちこちに電話をしてやっとカギを開けてもらった。暗やみの中で「本当に学生さんですか?」と尋ねられたので、翌日あらためて謝罪に行った。

 体力差を感じた体育やダンスにも合格点をいただいて、楽しかった二年間はあっという間に過ぎた。卒業後、幼稚園勤務も経験し、現在は若いころ勤めた懐かしい保育園で子どもたちの笑い声に包まれて生活している。

 浜松短大で得た一番大きなこと。それは「念ずれば通ず」と「感謝」である。

[メモ] 2部の授業時間帯は午後5時50分から8時40分まで。昭和40−50年代は、1学年200−300を数える時期があったが、最近は2桁台が続いている。

(文中敬称略)

 

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