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浜商野球 栄光の80年史

冬こそ“力”づくり 伝統は続く 平成16年

冬季トレーニングに励む部員たち

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 暖冬とはいえ、グラウンドを吹き抜ける風は冷たく、ネット裏では暖をとるドラム缶のたき火から火の粉が舞う。浜松市文丘町の浜商野球部グラウンドでは1、2年生部員が冬季トレーニングに黙々と取り組む。

 一昔前のような体力づくりオンリーのトレーニングは影を潜めたが、ダッシュや走り込みで下半身を鍛え、キャッチボールはゲームの場面を想定して投げ方を考えるなど、基本の見直しに時間をかける。

 「冬はとにかく数多く投げて、捕って、打って、走ることが課題。シーズン中にできないことをどれだけできるかが、今年のシーズンを左右する」と監督の山田忠(昭55卒)。グラウンドは冬でも午後9時前に照明が消えることはない。

 新チームが挑んだ初めての公式戦になった昨年の秋季大会。浜商は西部予選一回戦で磐田農を7−0で下すが、続く二回戦で掛川西に1−8負け。敗者復活戦でも活路を開けず、一回戦で浜松北を7−0と下すが、二回戦では天竜林業に2−1と辛勝。三回戦では掛川工に1−2で敗れた。だれもが納得できない秋だった。

 「秋は力が出せなかった。もっと勝負にこだわる気持ちが必要だと思う」とキャプテンの桜井潤也(2年)。冬の課題を精神力の強化に挙げる。部長の山本晃義は「冬に土台をつくり攻撃力を強化してほしい」と期待し、OBの副部長、藤原英祐(平9卒)は「練習に前向きに取り組めばおもしろいチームになる」と後輩を見守る。

 創部81年目に入り、桜井とマネジャーの内藤卓光(同)は「80年の伝統を大切に、浜商らしい野球をしたい」と部員43人の声を代弁する。秋の苦戦を糧に春、夏に見違えるほどたくましくなるのは多くの先輩が示してきた。創部81年目の甲子園に向け、部員たちの練習は厳しさを増す。

文中敬称略

 

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