トップ > 静岡 > 高校・大学周年特集 > 浜商野球 栄光の80年史 > 記事

ここから本文

浜商野球 栄光の80年史

名門下し甲子園通算2勝目 昭和31年

第28回選抜甲子園に出場した浜商の選手たち

写真

 浜商野球部に再び、春が巡ってきた。前年秋の中部地区大会で悲願の初優勝を果たしてつかんだ選抜甲子園。一昨年に続く出場に部員たちは晴れやかだった。

 甲子園一回戦で浜商は高松商(香川)と対戦。西岡鉄夫(昭32卒)=名古屋市千種区=の三塁打をはじめ、河合礼爾(同)=浜松市丸塚町=、小池兼司(同)=大阪府豊中市=らの猛攻12安打で5点を挙げ、全国優勝経験もある名門校を下し、甲子園通算2勝目を挙げた。

 西岡は「朝から晩までよくもあんなに練習したと思う。冬のランニングは陸上部の選手以上だった」。古田達男(同)=横浜市都筑区=も「夏に中田島砂丘を走って足腰を鍛えた。あれで機動力野球の基礎ができた」。苦しい練習で培った自信が“甲子園1勝”につながったと回想する。

 1勝を挙げて勢いに乗る浜商だったが、二回戦の尼崎(兵庫)戦では一回戦で爆発した打線が沈黙。二回に1点を挙げたものの1−5で涙をのんだ。

 三塁手として再三のピンチを救った塩崎耕市(同)=浜松市有玉北町=は「野球のことしか考えない合宿、先輩のノックの雨などで鍛えられた」。前年の中部地区大会決勝でサヨナラヒットを打った小池も「根木先生の個人ノックや佐鳴湖一周ランニングなど厳しい練習ばかり。それが中部地区大会優勝、甲子園出場につながった」。猛練習を積んで臨んだ一戦一戦への思いは、今も鮮烈だ。

 浜商での練習を生かし、小池は専修大を経てプロ野球南海ホークスに入団、遊撃手として15年間プレーした。同じ専修大に進んだ古田も日本石油時代に全日本代表入り。古田は1997(平成9)年からは専修大野球部OB会長を務め、今も野球人生を歩んでいる。

 ▽昭和32年度卒業生=生田輝彦、梅田義、河合礼爾、小池兼司、塩崎耕市、鈴木敏昭、鈴木利忠、田地川芳英、西岡鉄夫、古田達男、藤井武久

文中敬称略

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索