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浜商野球 栄光の80年史

強豪、名門打ち破り優勝 昭和53年

第50回選抜甲子園で優勝行進する部員たち

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 浜商野球部の歴史に残る第50回選抜高校野球大会は1978年3月27日、甲子園で開幕した。

 浜商の初戦の相手は益田(島根)。浜商は六回に2点を奪って試合の主導権を握ると、七回にも1点を奪い、2年生エース樽井徹(昭55卒)=細江町三和=が完封する。

 次に対戦したのは強豪の早実(東京)。六回を終わって1−4といいところがなかった浜商だが、終盤に反撃。七回に1点、八回に2点を加えて同点にすると、九回に青野務(昭54卒)=引佐町伊平=が勝ち越し打。粘りの浜商の本領発揮の逆転劇に観客は沸いた。

 準々決勝の相手は名門、東北(宮城)。浜商は三回、足を生かした攻撃で2点を先取。八回にも1点を加え、守っては樽井が東北打線を散発5安打に抑え4強入り。準決勝では序盤から桐生(群馬)と一進一退の攻防を展開。五回に好投していた青野が死球で退場するアクシデントがあったが、2−2で迎えた七回、小沢宙通(同)=袋井市下山梨=の適時打で桐生を振り切った。

 そして迎えた決勝戦。現在の監督、山田忠(昭55卒)=新居町新居=が「地面からわき出るような歓声だった」と振り返る大観衆の中、福井商と激突。浜商は一回裏、一死三塁の危機を迎えるがスクイズを見破り無得点に。これで流れを引き寄せると三回には二死三塁から小沢が三遊間を破って先制。八回には二死一、三塁から山下修平(同)=浜北市宮口=が内角シュートを「どんづまりだった」と言いながらも右前に運び、2点目。福井商最後の打者のゴロを取った一塁手小沢が一塁を踏んで試合は終わった。

 「試合で結果を出すには練習しかない。それが浜商の野球」と青野。小沢は「野球部では修行僧のような生活だった」。伝統の猛練習で紫紺の優勝旗を初めて浜松に持ち帰った部員たちの顔は輝いていた。

 ▽昭和54年度卒業生=青野務、小沢宙通、鈴木保彦、豊田勇治、森下知幸、山下修平、大軒昭弘、大塚佳典、木村文彦、鈴木忠雄、田村繁幸、野中雅人、村松茂徳

文中敬称略

 

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