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浜商野球 栄光の80年史

春夏連続出場の快挙 平成2年

1990年春の甲子園に出場した部員たち

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 2年前の夏の甲子園の活躍は、そのパワーが生きていた。1989年の秋季東海大会で準優勝した浜商の部員たちは翌90年、4年ぶりに選抜甲子園の土を踏む。

 甲子園の開会式では浜商の主将、伊藤孝充(平3卒)=天竜市山東=が選手宣誓。予想外の大役に伊藤は「忘れられない思い出」と振り返る。

 「キャプテンが選手宣誓したチームが恥ずかしい試合はできない」。部員たちは奮い立った。鎮西(熊本)に1点を先制されるが、すぐ同点に追いつき、四回に逆転。最後は10−7で退けた。

 2回戦では金沢(石川)と対戦。浜商は水島裕介(同)=浜松市鶴見町=が三塁打を放つなど、金沢を上回る11安打を放ったが結果は3−5で敗退。浜商らしさが影を潜めたゲームだった。

 そんな悔しさを無駄にしないのがチームの持ち味だった。夏の静岡大会で浜商は順調に勝ち進む。4回戦の聖隷学園戦では0−6とリードされたが、竹中幹晴(同)=舞阪町舞阪=の本塁打から大逆転。竹中は「これで甲子園に行ける」と確信。その思い通り、浜商は決勝で御殿場西を破って優勝。春夏連続甲子園出場を果たす。

 春に続く甲子園で浜商は初戦で注目を浴びる。岡山城東から水島が大会史上20本目の満塁本塁打を打つなど猛打が爆発し、12−6で圧倒。2回戦で仙台育英(宮城)に1−9で敗れたが、ファンに鮮烈な記憶を刻み込んだ。

 「多くの仲間と知り合い、甲子園にも行けて満足」と間部良介(同)=浜北市内野台。森口聡(同)=神奈川県相模原市=も「苦しいことが多かっただけに、春夏連続甲子園が思い出」。先輩も経験したことがない素晴らしい思い出をつくった年だった。

 ▽平成3年度卒業生=竹中幹晴、平野智靖、内山貴文、尾形祐一、鈴木基由、伊藤孝充、内山元秀、小木野義之、鈴木武久、松下智保、水島裕介、池田憲司、桜井孝史、樽井崇、平野隆康、間部良介、森口聡

文中敬称略

 

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