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浜商野球 栄光の80年史

PLに雪辱 東海大会も制す 昭和61年

昭和61年の選抜甲子園でPL学園に雪辱し、校歌を歌う部員たち

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 前年春の甲子園でPL学園(大阪)に1−11と大敗した浜商。雪辱を期す部員たちは、前年の秋季県大会を制し東海大会4強入り。1986年春、甲子園に戻ってきた。

 初戦の相手を聞き部員らは耳を疑った。相手はPL学園。願ってもない舞台に部員たちの気持ちは奮い立った。

 浜商は二回に2点を先制し試合の主導権を握ると、三回にも2点。六回に1点を失ったが、八回に4点を加え8−1。8安打で8点の浜商に対しPL学園は13安打で1点。少ないヒットを得点につなげ、ヒットを打たれても堅守で本塁にかえさない「浜商野球」の勝利だった。

 続く二回戦は広島工と対戦。三回に2点を失った後、八回に1点を返すが1点差で涙をのんだ。鈴木規純(昭62卒)=新居町浜名=は「PL学園戦では何をやってもうまくいき、波に乗るという感覚を味わった」。小出健司(同)=島田市東町=が「苦しかった」と振り返る、1年生のころの湖西球場−瀬戸大橋の往復ランニングなどで鍛えられた精神力の成果でもあった。

 甲子園から戻った部員は自信にあふれていた。春季大会では県大会で準優勝し東海大会を制覇。浜商に敵はなかった。夏の静岡大会でも浜商の勢いにかげりはない。2、3回戦は12得点で圧勝し4回戦は吉原工に7−5、準々決勝は静岡市立に6−1。春夏連続甲子園が見え始めた。

 その前に立ちふさがったのが清水市商。浜商は五回に1点を先制するが七回に追いつかれ、1−1で迎えた延長十回、3点を失い敗れた。

 甲子園に春、夏通算3回出た投手の大庭恵(同)=静岡市中田。「練習がきつく、PL学園戦の勝利は練習の成果だと思った」。佐藤敏夫(同)=湖西市白須賀=は「スペシャルと呼んだ最後のランニングが苦しかった」。浜商野球部の歴史の中で最強といえる時代は猛練習が支えていた。

 ▽昭和62年度卒業生=佐藤敏夫、宮野大輔、寺田健記、袴田佳紀、宮田尚樹、清水佳夫、鈴木彰宏、大庭恵、小出健司、青嶌克実、鈴木規純、中村功二、中山正広

文中敬称略

 

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