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浜商野球 栄光の80年史

県勢 甲子園100勝目飾る 平成5年

1993年の選抜甲子園に出場した部員たち

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 あと一歩で夏の甲子園を逃した悔しさは、1992年に生まれた新チームに引き継がれた。

 この年の秋季西部大会で浜商は一回戦で敗れ、敗者復活戦を勝ち抜き西部4位で県大会へ進む。

 この苦戦が県大会でのしぶとさにつながった。準決勝で西部1位の磐田南を破ると、決勝では静清工に3−2と競り勝ち優勝。東海大会では準決勝で海星(三重)に2−5と敗れたが、翌春、選抜甲子園切符を手にした。

 甲子園では浜商らしさを存分に見せた。開幕戦になった一回戦、知内(北海道)戦では初回の1点で波に乗り、5回までに6点を先行。3点を返されたが、主戦橋爪勝海(平6卒)=浜松市都田町=が反撃を抑え、県勢甲子園通算100勝目を挙げた。

 二回戦で浜商は岩国(山口)と対戦。両チーム合わせ37安打の乱打戦になったが、今回も初回に1点を先制すると、山本啓輝(同)=仙台市宮城野区=の本塁打、宇田雅宏(同)=愛知県豊田市=の3打点などの活躍で岩国を撃破した。

 続く三回戦でも浜商は大宮東(埼玉)から初回に1点を先制。6回を終わって4−2とリードしたが、8回に同点に追いつかれ、延長に入った10回裏、無念のサヨナラ負け。相手より少ない安打で一、二回戦を勝った後、安打数が相手を上回った三回戦で敗れる皮肉な結果となった。橋爪は「たくさんヒットを打たれたのが思い出」。日置覚(同)=浜松市向宿=は「一回戦のエラーが忘れられない」。

 93年夏の静岡大会。浜商は連続甲子園を狙ったが四回戦で浜松工に7−10で敗れた。山本は「徹底的に練習した結果が試合で出たのがうれしかった」と振り返り、宇田も「練習に打ち込むことで上達していく実感があった」。夏の静岡大会敗退後、池端正樹(同)=同市天竜川町=が今でも思い出すコーラがけではしゃいだ部員たちには充実感があふれていた。 

 ▽平成6年度卒業生=伊藤雅章、川島浩輔、佐藤芳彦、野中亮、山本啓輝、佐原隆俊、鈴木雅之、荒川裕介、池端正樹、鈴木貞幸、田中信宏、日置覚、宇田雅宏、内山康弘、中村和正、橋爪勝海

文中敬称略

 

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