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浜商野球 栄光の80年史

敗戦バネに優勝争いに絡む 平成8、9年

1997年当時の部員たち

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 1996年春、浜商は西部大会で4強に入るが、準決勝で小笠、3位決定戦で浜松南に連敗し4位。これが部員のやる気に火をつけた。「このままではだめだと自覚した」と主将だった藤原英祐(平9卒)=新居町新居。練習に前向きに取り組み、県大会では準決勝で前年の秋季県大会2位の島田商を相手にエースの野嶋幸弘(同)=浜北市道本=が力投し3−0と完封。決勝でも御殿場西に4−5と肉薄した。

 東海大会でも浜商は決勝に進み岐阜教育大付属と対戦。10−9で迎えた延長13回、二死満塁ボールカウント2−3から大石勝規(同)=福田町福田=が「今でも悔やむ」という一投が打たれ、10−11で優勝を逃すが、確かな手応えをつかんだ。

 春の自信を胸に迎えた夏の静岡大会。浜商は「3年になってから好調だった」という山本和典(同)=豊田町森下=が5割を超える打率を記録するなどして快進撃。四回戦で富士宮東を12−2で下して2年連続で準々決勝に名乗りを上げるが、掛川西に0−4で完封負け。先輩がはじき返された壁の厚さを知った。

 この年の秋の県大会で浜商は三回戦で浜商OB、内山秀利(昭47卒)が率いる浜松工に1−15と大敗。浜松工は県、東海大会も制し、翌97年春の選抜甲子園に出場する。

 ライバル浜松工の甲子園での活躍を横目に部員たちは練習に励むが、春季県大会は一回戦負け。OBの山田忠(昭55卒)が監督になって初めて迎えた夏の静岡大会も三回戦で沼津学園に1−2で敗れる。一方、浜松工は夏も制し、内山は春夏連続で甲子園に浜松工を導く。

 3年になって山田を監督に迎えた峰野恒樹(平10卒)=細江町中川=は「どれほど厳しいかという不安と、どんな野球を教えてくれるかという楽しみがあった」。2人のOBが部員たちに新しい時代を見せた年だった。

 ▽平成9年度卒業生=池谷高志、大石勝規、小野友裕、笠原真也、佐藤裕樹、菅沼昭人、鈴木友哉、瀬戸秀介、高橋圭輔、露木雅也、中村圭、野嶋幸弘、広野良和、藤原英祐、山本和典

 ▽平成10年度卒業生=石塚祐司、伊藤貴範、影山純吾、金沢広樹、佐野茂雄、鈴木正人、田口純、種子永太、辻村顕光、中川大作、長尾大士、袴田晋矢、広岡徹、峰野恒樹、横原淳吾

文中敬称略

 

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