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浜商野球 栄光の80年史

記念の年 めざせ甲子園 新たな歴史

夏に向け練習する浜商野球部の部員たち=浜松市の同校で

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 浜松市文丘町の浜松商業高校野球部グラウンド。部員たちの掛け声や監督、コーチの厳しい指示の声が響く中、白い練習着に身を包んだ部員たちが白球を追う。夏の全国選手権静岡大会を控え、80年目の節目の夏を飾ろうと一丸となって練習に励む。

 記念すべき浜商野球部創部80年目のシーズンだが、新チームのスタートは厳しかった。

 最初に臨んだ昨年の秋季大会西部地区予選。浜松商は一回戦で春野を10−0の五回コールドで撃破。勢いに乗った二回戦は浜北西に8−6、三回戦で聖隷クリストファーに8−7と、接戦をものにする勝負強さを見せて準々決勝へ勝ち進んだ。

 4強入りをかけて対戦したのは浜松南。同校の監督は浜松商の1976(昭和51)年度卒業生で、85(同60)年から97(平成9)年まで浜松商監督を務めた上村敏正。浜松商を通算7回、甲子園に導いたさい配の前に1−9の大敗を余儀なくされた。

 伝統の厳しい冬季練習を乗り越えて迎えた今年の春季大会。浜松商はさらに苦しむ。初戦で磐田西を2−0で下すが、二回戦では定期戦を行うライバル浜松工に2−4で敗退。80年目の春の大会はあっけなく終わった。

 「秋も春も力を出し切っていない。持っている力を試合で全部出せる練習を日ごろから重ねたい」。78(昭和53)年の春の甲子園「第50回選抜大会」優勝時のメンバーで、97(平成9)年から母校を率いる監督の山田忠(昭55卒)も厳しい表情を隠せない。

 「創部80年目の記念の年。夏までに全員がプレーへの集中力を高め、浜商野球部の歴史に新しい一ページを加えたい」と主将の池端邦仁。野球部長の山本晃義も「浜商野球の新たな歴史のためにも甲子園出場を」と意気込む。

 「まだまだ課題だらけ。これからさらにレギュラー争いを激しくしなければ夏には戦えない」と山田監督。記念の年の戦いに向け、70人の部員の練習はさらに厳しさを増していく。

文中敬称略

 

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